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荘内日報ニュース
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2016年（平成28年） 4月20日（水）付紙面より
ツイート鳥海ブルーライン除雪作業急ピッチ
鳥海山の中腹を通る山岳観光道路・鳥海ブルーラインの除雪作業が、今月28日の開通を目指して急ピッチで進められている。
遊佐町と秋田県にかほ市を結ぶ鳥海ブルーラインは全長約35キロ。積雪や凍結のため冬場は通行止めとなっているが、春山開きに合わせて開通、大型連休中は大勢の行楽客らでにぎわう。
本県側は同町吹浦の小野曽集落にある旧料金所から県境までの約15キロ区間で、今月4日に除雪作業がスタート。本県側を担当している業者によると、例年に比べてかなり雪が少ないという。既に秋田県側は完了している。
町による作業の進捗（しんちょく）状況視察が行われた18日午前は、作業員が重機5台を使って同町の大平山荘（標高約1000メートル）まで残り約1・5キロ付近で作業。雪の壁をブルドーザーで切り崩した後、ロータリー除雪車で吹き飛ばす作業を繰り返し、開通時の名物「雪の回廊」を作り上げていた。
視察を終えた同町の本宮茂樹副町長は「今月13日には鳥海山・飛島ジオパークの申請を行った。今年も多くの人が鳥海山に来ると思う。無事に開通できるよう安全に気を付けて最後まで尽力を」と激励した。
開通式は、28日午前10時から小野曽集落の旧料金所で行われる。その後、パトカーの先導で大平山荘までパレード走行する予定。
ガスが掛かる中、雪を吹き飛ばしながら進む除雪車＝18日午前
2016年（平成28年） 4月20日（水）付紙面より
ツイート「温海川かたくり園」20日オープン
鶴岡市温海川の「温海川かたくり園」が20日、オープンする。今年は雪解けが早く、昨年より1週間ほど早めの開設。近くのミズバショウ園も見頃を迎え、雪深い山里に広がる春の景色が楽しめそうだ。
同園は、カタクリが自生する地元民所有の土地。近くの「農家レストランキラリ」オーナーで温海町森林組合長の大井喜助さん（74）がカタクリの保全や新たな観光名所をつくろうと土地所有者の了解を得て遊歩道などを整備し、2013年に開園。昨年からかたくり園より山手にあるミズバショウ園も開設している。
国道345号沿いの「キラリ」から西方約500メートル地点にかたくり園、約1キロ地点にミズバショウ園がある。かたくり園は見頃になると、山の斜面約8000平方メートルいっぱいに薄紫色の花が咲き広がる。ミズバショウ園は6000平方メートルほど。ミズバショウ園周辺はまだ残雪があるため、周辺を除雪し駐車スペースを確保するなど準備を進めている。
見学にはキラリで取り扱う入場チケットを購入してもらう。昨年までは100円の協力金で運営してきたが、維持管理協力金として今年は1人200円を募る。大井さんは「ミズバショウもカタクリもだいぶ咲き始め、花のつきもいい。キラリのとち餅、とちソフトクリーム、とちそばも好評。大勢の方に里山の景色を楽しんでもらえれば」と話している。
見頃は今月いっぱいという。問い合わせは農家レストランキラリ＝電0235（47）2588＝へ。営業時間は午前9時から午後4時。
20日にオープンする温海川の「かたくり園」
「ミズバショウ園」＝写真はいずれも昨年、大井さん提供
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