2017年(平成29年) 1月12日(木)付紙面より
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スケート靴の代わりに長靴を履いて氷上を走る「長靴アイスホッケー大会」(鶴岡市体育協会主催)が10日、鶴岡市の小真木原スケート場で開幕し、今季のリーグ戦がスタートした。
長靴アイスホッケーは1978年、冬期間の運動不足解消を目的に北海道釧路町で誕生した。現在は東北各地や関東圏などにも競技が広がり、全国大会も開かれている。鶴岡市では冬のレクリエーションスポーツとして91年に大会が始まった。現在は市体協が大会を主催している。
27回目を迎えた今大会は、鶴岡市内の職場や友人同士でつくる6チームが出場。来月21日まで毎週火曜日に、全チーム総当たりのリーグ戦を繰り広げる。選手が履くのはスパイクなどの滑り止めがない長靴に限り、アイスホッケー用のパックの代わりにテニスボール大の特殊なゴムボールを使用する。
この日は開会式に続いて、開幕戦を含めて2試合が行われた。第1試合が始まる直前から雨が雪に変わり、リンク上があっという間に雪に覆われる中、選手たちはボールを追い掛けて走り回った。時折ボールが雪に埋もれ見えなくなったり、思わぬ場所で転倒したりと、氷上に歓声が飛び交っていた。応援に訪れた観客は氷上を転げ回る選手たちに大きな声援を送っていた。