2017年(平成29年) 1月21日(土)付紙面より
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鶴岡市立朝暘第四小学校(本間正芳校長、児童582人)のスキー教室が20日、同市の湯殿山スキー場で行われた。ほとんどが未経験という4年生の児童が、保護者や地元の協力者から指導を受けて、ウインタースポーツに親しんだ。
同校では費用が掛かるとして近年は、スキー教室を実施してこなかった。今回、市の「小学校スキー教室等支援事業」の補助を受けて約10年ぶりに実施した。
この日は快晴となり絶好のスキー日和。4年生114人が参加し、保護者や鶴岡スキー連盟、朝日スキークラブなどから合わせて約80人が指導者やサポーターとして協力。4年生のうち、スキー経験があるのは20人ほどという。
児童たちは、入念に準備運動をした後、スキー板の着け方や歩き方など基本からスタート。「スピードを緩めるときは板を八の字に」「起き上がるときはストックをうまく使って」などと指導を受けながら、約4時間の実施中でリフトに乗ることを目標に奮闘した。
金野悠斗君(10)は「スノーボードはやっているけど、スキーは初めて。難しいけど楽しい。またやってみたい」と話していた。
小学校スキー教室等支援事業は、昨年度から始まったもので、児童のウエア、スキー板のレンタル代や、リフト代、バスの運行費、指導者謝金などを市で負担する。本年度は全30校中、23校で実施。