2017年(平成29年) 1月21日(土)付紙面より
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鶴岡南高校(京谷伸一校長)の生徒たちが19日、学校近くで除雪ボランティアを行った。地域住民なども参加し、約1時間かけて一人暮らしの高齢者宅などを除雪した。
除雪ボランティアは生徒たちに将来は地域のリーダーとなる意識を醸成することを狙いに、社会貢献の一環として初めて実施。この日は1年生200人が参加した。
生徒たちは5グループに分かれ、一人暮らしのお年寄り宅や道路、ごみステーション周辺などの除雪作業に取り組んだ。お年寄りの家では女子生徒が屋根から落ちてきた雪をスコップで取り除き、雪で道幅が狭くなった道路では男子生徒たちがスコップで凍った雪を崩してスノーダンプで運ぶなど手分けして作業に汗を流した。途中、地域住民が手助けに入るなど交流する姿も見られた。
若葉町を除雪した鶴巻敬史さん(16)は「雪は重く腰を使うので大変。地域住民のため役に立てるのはうれしい」、除雪作業に加わった同町の小泉美英子さん(69)は「お年寄りの一人暮らしも多く、除雪をお願いできるのはありがたい」とそれぞれ話していた。