2017年(平成29年) 2月15日(水)付紙面より
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鶴岡市内の小中学生らで構成する鶴岡ジュニアオーケストラ(佐々木仁道代表)のコンサートが12日、市中央公民館で開かれ、メンバーたちが練習の成果を披露し、訪れた家族らから大きな拍手が送られた。
このオーケストラは、音楽活動を通して児童生徒の交流と健全育成を図ろうと2003年4月に社会教育団体として設立。現在は小中学生44人と高校生以上の指導者38人の計82人で構成する。昨年11月には山形市のやまぎんホール(県民会館)で開かれた「こども郷土芸能芸術まつり総合舞台」に推薦を受け出演し、県内の社会教育団体の代表として演奏を披露した。
コンサートは市管弦楽社会教育連盟の主催で毎年開き、今年で14回目。同連盟に加盟するジュニアオーケストラ、鶴岡フィルハーモニー管弦楽団、おんがくハウスバイオリンコースのほか、SAGAEバイオリン教室、鶴岡南高吹奏楽研究会の計5団体から約130人が出演した。
3部構成のステージで第1部はジュニアオーケストラの単独演奏で、リストの「ため息」より、スピッツの「チェリー」、松任谷由実の「アニバーサリー」など5曲を披露。クラシックの美しい旋律やポピュラーの軽快なヒット曲を奏でた。子どもたちがパートごとにステージの前部に出て演奏したり、合唱を披露したりして来場者から温かい拍手が送られた。
第2部は各団体の弦楽や管楽のアンサンブルによる交流演奏、第3部は鶴岡フィルや連盟加盟団体による合同オーケストラなどが演奏を披露し、聴衆を楽しませた。