2017年(平成29年) 5月27日(土)付紙面より
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人権擁護委員の日(6月1日)を前に、人権思想をPRする街頭啓発活動が26日、酒田市あきほ町のイオン酒田南店で開かれ、「一日人権擁護委員」に委嘱された本楯保育園(阿部明恵園長)の園児が来店客に啓発グッズを配布した。
1949年6月1日に人権擁護委員法が施行されたことを記念して法務省と全国人権擁護委員連合会は82年、6月1日を「人権擁護委員の日」に制定。同日前後に全国各地で人権思想に関する啓発活動を行っている。活動は、山形地方法務局酒田支局(五十嵐司支局長)と酒田人権擁護委員協議会(遠田健一会長)が人権意識の普及・高揚などを狙いに毎年、市内の幼稚園・保育園の協力で行っている。
この日は同保育園の年中―年長児計16人、遠田会長ら協議会員19人、支局職員が参加。遠田会長から「一日人権擁護委員」の委嘱状を受け取った園児たちは協議会員と共に、人権擁護を呼び掛けるチラシやペンが入った啓発グッズを来店客に配布した。
園児からグッズを受け取った来店客は自然と笑顔になり、「ありがとう」とお礼。閉会行事で、協議会員は「自分とお友達を大切にしてね」と園児たちに呼び掛けた。