2017年(平成29年) 10月26日(木)付紙面より
ツイート
鶴岡市下川の善寳寺(五十嵐卓三住職)で24日、龍王講秋大祭と同寺を開基した妙達上人の開基祭が行われ、檀(だん)信徒たちが「除災招福」「開運出世」を祈った。
善寳寺は平安時代ごろに「今昔物語」などにも登場する高僧・妙達上人が草庵を結び、「龍華寺」と名付けたのが始まり。上人は10月に亡くなったとされ、24日を縁日として秋の大祭を行っている。
この日は庄内一円などから講員や檀信徒ら約50人が参列。初めに本堂で開基妙達上人祭と開基祭大祈祷(きとう)が行われた。御詠歌が奉詠されたほか、五十嵐住職はじめ僧侶約25人が経を読み上げて参列者たちの除災招福や開運出世を祈願した。
山主あいさつでは五十嵐住職が「台風の影響を心配したが今朝は素晴らしい天気だった。これも妙達上人と龍神様、皆さんの信心のおかげと感謝」と述べ、「信仰の信は任せるという意味がある。お互いが任せたといえる『信の時代』が来ることを祈る」と話した。
引き続き本堂では参列者の先祖を供養する曼荼羅万灯供養会が行われた。
2017年(平成29年) 10月26日(木)付紙面より
ツイート
鶴岡市田麦俣にある国土交通省酒田河川国道事務所中台除雪ステーションで25日、国道112号月山道路の除雪車出動式が行われた。豪雪地帯を通る月山道路の冬季安全に向け、備えが始まった。
酒田、山形の両河川国道事務所は、上名川、中台、湯殿山、月山沢、寒河江の計5カ所に除雪ステーションを設け、冬期間は月山道路約30・9キロ区間で除雪作業に当たる。今シーズンも酒田、山形側合わせて85人のオペレーターが24時間体制で降雪に備える。
この日は両事務所や鶴岡市、西川町などの関係者合わせて約80人が出席。初めに安全祈願祭を行い、神事で今期の除雪作業の安全を祈願した。
続いて行われた出動式では、長年除雪に当たっている請負業者のオペレーターなど12人を除雪十字功労者として表彰。業者代表による安全の誓いの後、オペレーターたちが5台の除雪車両に乗り込み、降雪前の月山道路をデモンストレーション走行した。
一方、NEXCO東日本鶴岡管理事務所でも同日、除雪作業車の出動式と雪氷作業の安全祈願祭が行われた。