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2017年(平成29年) 11月7日(火)付紙面より

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地域の魅力アピール

 東北公益文科大の学生が立ち上げた観光ガイド会社「東北プライド」が初めて企業研修を請け負い4日、遊佐町直世の丸池や酒田市日吉町一丁目の相馬樓など庄内地方の観光スポットを巡り、地域の魅力をアピールした。

 同社は秋田県能代市出身の3年生、山崎侑斗さん(20)が昨年12月に設立した。同大の観光ボランティアサークル「酒田おもてなし隊」でJR酒田駅を起点にした「駅からハイキング」(駅ハイ)の企画・運営などを行う中で、培った知識やノウハウを生かし、地域の魅力を発信する狙い。これまで酒田市のホテル業界の依頼による街歩きツアーなどを実施している。

 今回、企業研修を依頼したのは、新庄市福田の電子部品製造「ヤマトテック」。研修担当の菊池真さんが昨年から駅ハイに参加して山崎さんと懇意になり、東北プライドの趣旨に賛同。新庄市内の旅行会社とタイアップする形で実現した。

 この日は社員と家族、合わせて14人が参加。山崎さんの案内でJR新庄駅前からバスに乗り、ハナブサ醤油(庄内町余目)、丸池、十六羅漢(遊佐町吹浦)、海向寺(酒田市日吉町二丁目)、相馬樓、酒田米菓(同市両羽町)、加茂水族館(鶴岡市)などを巡った。

 鳥海山の湧水でエメラルドグリーンの水の色が人気となっている丸池では山崎さんが「太陽光の加減で水はいろんな色に見える。湧水だけを水源としている池は県内でここだけ。地元の人が『丸池様』と様付けで呼ぶのは、神聖視してきたため」など丁寧に解説した。

 菊池さんは「山崎君が主体的に活動していることに心を動かされた。こうした若者が育ってほしい。社員がこれまでと違った角度から地域の魅力を再発見して地域への愛情を深め、山崎君の存在が若手への刺激にもなればと思った」と研修を依頼した思いを語った。

 山崎さんは「指導を受けている中原(浩子特任講師)先生の口癖が『観光は教育』。こうした活動を通じいろんなことを学びながら、地域の活性化にも貢献できればうれしい。企業研修は要請があれば今後もやっていきたい」と話した。

遊佐町の丸池でヤマトテックの社員らに解説した山崎さん(手前の白い服)
遊佐町の丸池でヤマトテックの社員らに解説した山崎さん(手前の白い服)



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