2017年(平成29年) 12月1日(金)付紙面より
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庄内と山形の両地域に導入する「地方版図柄入り自動車ナンバープレート」について県は29日、国土交通省に提案するデザインを決定した。庄内ナンバーは鶴岡市出身で京都府在住の会社員、松浦隆浩さんのデザインが採用された。鳥海山と田園をバックに、躍動感あふれる稲穂をメーンとしており庄内のイメージを表現している。
地方版図柄入りナンバープレートは地域振興や観光振興を目的としており、国土交通省が来年10月ごろから本格的に交付を開始する。県は今年9月から両地域のデザインを公募し、10月中旬までに県内外から約140点が集まった。学識者などによるデザイン検討委員会で候補作品を絞り込み、県のホームページ上で行った人気投票の結果なども踏まえ決定した。
デザイン決定は吉村美栄子知事の定例記者会見で発表された。吉村知事は庄内地域のデザインについて「広々とした豊かな庄内をうまく表現しており、素晴らしいデザイン」と評価した。今後は国土交通省にデザインを提案した後、来年7月ごろまでに視認性の確認などを完了し、導入地域を決定する。交付は同10月ごろとなる見込み。