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2017年(平成29年) 2月11日(土)付紙面より

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地元4社新商品を試食で披露 鶴岡産漬物プロジェクト

 鶴岡産漬物の普及などを目指す「鶴岡産漬物プロジェクト」の本年度の発表会と試食会が9日、鶴岡市総合保健福祉センターにこ・ふるで行われた。プロジェクトとしては3年目の今回が最終年度となり、乳酸菌入りつや姫の米ぬかを使用した地元業者4社による新商品が形となり、試食で披露された。

 漬物を通して地元野菜の入り口(調達)から出口(商品開発、消費拡大)までの活用を図り、地域農業や製造業の活性化を図ろうと、つるおか農商工観連携総合推進協議会(会長・榎本政規市長)の呼び掛けでJAや漬物製造会社、販売業者などと2014年度から3カ年事業で取り組んできた。

 この日はメンバーら約40人が参加。プロジェクトリーダーを務める漬物製造「本長」の本間光廣会長は「漬物業界は消費量の減少、原料野菜の入手困難、さらに人手不足と三重苦。そうした中で新商品の開発は大きな第一歩」とあいさつ。本年度の活動報告に続き、県工業技術センター庄内試験場開発研究専門員の松田義弘さんが「『つや姫のぬか漬』の乳酸菌について」と題して講話。

 プロジェクトを進める中で生まれた乳酸菌入りつや姫の米ぬかは、脱脂、微粉砕、殺菌済みでそのまま食べられるつや姫の米ぬか「ハイブレフ」と、同センターが温海かぶから分離した乳酸菌を使ったぬか床であることを説明。従来の種々の菌類が繁殖することで複雑な味を出していたぬか床と異なり、純粋培養された乳酸菌によってすっきりとした味わいが特徴。「継続して食べることで健康にも期待」と話した。

 試食では、ぬかがまぶされたキュウリや大根などの本長の「鶴岡産ぬか漬」、ニンジンやカブなど浅漬け感覚の佐徳の「ぬか漬ミックス」、甘味が強いJA櫛引農工連の「つや姫ぬか入り柿大根」、ぬかも一緒に味わう羽黒・のうきょう食品加工の「つや姫米ぬか大根乳酸菌入り」の4社の新商品が並び、参加者が試食。「色がきれい」「ぬかもおいしく食べられる」などの感想が出された。

 また、鶴岡中央高総合学科家政科学系列食物係の生徒が考案した漬物を使った創作料理も振る舞われた。

 4社の新商品は今月から市内のスーパーなどで販売をスタートしフェアを開催中。今後もPRしながら鶴岡産漬物の消費拡大を図る。

3年目のプロジェクトの成果として商品になった漬物会社4社による「乳酸菌入りつや姫のぬか漬」を試食する参加者たち
3年目のプロジェクトの成果として商品になった漬物会社4社による「乳酸菌入りつや姫のぬか漬」を試食する参加者たち


2017年(平成29年) 2月11日(土)付紙面より

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雪との共演も 「紅梅」咲く

 鶴岡市馬場町の旧庄内藩校「致道館」の庭で早咲きの紅梅が花を開いた。庭にはまだ雪が残っているものの多くのつぼみが赤く膨らみ、ほころび始めている。

 同館の庭にある梅の木14本のうち、講堂入り口東側にある1本は早咲き。昨年12月の気温が前年より低かったためか、12月中に咲いた昨シーズンに比べると遅い開花。

 同館によると、今月4日に1輪咲いたのを見つけ、9日にはさらに2輪が咲いた。同館は「暖かくなればぽんぽん咲くだろう。雪との共演も楽しめるのでは」と話していた。


「致道館」の庭で早咲きの紅梅が花を開いた
「致道館」の庭で早咲きの紅梅が花を開いた



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