2018年(平成30年) 4月4日(水)付紙面より
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鶴岡市立加茂水族館(奥泉和也館長)に、円柱型展示水槽「クラゲチューブ」が6基導入された。クラゲの姿を360度ぐるり観察できる。真新しい展示に来館者たちが詰め掛けており、同館担当者は「水槽前の混雑解消の狙いもあったんですけどね」と少し複雑な様子だった。
高さ約65センチ、直径約30センチのアクリル製で、クラゲ専用として奥泉館長が考案した特注品。クラゲの生態などを紹介するタッチパネルコーナーをリニューアルして設置した。この時期国内各地で見られる「カトスティラス」「カミクラゲ」「ハナガサクラゲ」の3種類を3月30日から展示中。特徴的な形は従来の一方向から眺める丸窓型水槽の中で異彩を放ち、来場者たちの心を捉えている。
2日午後、家族らと新潟市から訪れた五十嵐遥君(11)=新潟小6年=は「加茂水族館は2回目。チューブの水槽はどこからでも見ることができてきれいだし、楽しい」と笑顔だった。