2018年(平成30年) 4月24日(火)付紙面より
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遊佐町のNPO法人・遊佐鳥海観光協会(庄司茂正理事長)が主催した日帰りツアー「厳選!こだわりの花めぐりバスツアー」が21日、町内一円で行われ、参加者が各所で咲き誇るソメイヨシノを中心とした花々、遊佐の大自然を堪能した。
交流人口を増やすとともに、町民との触れ合いを深めてもらい、より多くの人から「遊佐ファン」になってもらおうと、同法人は2012年から町の自然や祭り、食などにスポットを当てた日帰りツアー「ゆざツアー」を随時催行している。
きれいに晴れ渡り、絶好のツアー日和となったこの日は庄内地域一円から男女31人が参加。同法人の村井仁事務局長のガイドで、町内随一の名所となっている中山河川公園(直世)、中心部の八ツ面川沿い、遊佐中学校(小原田)などの桜並木を巡ったほか、鳥海ブルーライン2合目・陣屋付近ではミズバショウを観賞、さらに丸池・牛渡川を見学した。
このうち国内でも有数の清流・牛渡川では、村井事務局長が「海の魚、川の魚、渓流の魚が混在しているのが特徴。年間を通して水温が安定しており、バイカモ、カジカなど貴重な生物が生息している。特にカジカが5種も生息しているのはここだけ」と解説。参加者は熱心に聴き入っていた。また、中山河川公園では雪を抱いた鳥海山を近く望み、桜吹雪が舞う中、ゆったりと河川敷を散策。「天気が良くて何より」と会話も弾んでいた。
村井事務局長は「ツアーをきっかけとし、多くの参加者から再び遊佐を訪ねてもらいたい」と話した。