2018年(平成30年) 8月2日(木)付紙面より
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県内各地の小学生がごみ拾いや分別による実態調査などを通し、海や川の環境を考える「YAMAGATA海・川ごみバスターズ」は2日目の31日、寒河江市の最上川中流で川を流れる体験やごみ拾いなどの活動を行った。
今回は寒河江市、山形市、中山町、大江町、河北町の5市町から小学4―6年生19人が集まった。主催者の海と日本プロジェクトin山形実行委員会の小谷卓委員長や来賓のあいさつに続いて4、5人ずつ4班に分かれて班長を決定。同実行委員の佐藤政人さんから救命胴衣の着用や河川での注意事項を受け、最上川で「ごみのように川を流れる」体験に挑戦した。
子どもたちはスタッフのアドバイスを聞きながら、背泳ぎのように顔を空に向けた状態で川面に浮かび、流れに身を任せて200メートルほど下流のゴール地点へ向かった。晴天続きで川の水量が少ないこともあり、すぐに浅瀬へ“漂着”する子どももいた。
続いてゴール近くの河川敷でごみ拾い活動を行った。周辺には背の低い木に絡まったビニールテープをはじめ、紙ごみや空き缶などのほか、どこから流れてきたのか車のバッテリーなども見つかった。昼食後は集めたごみの分別作業やごみの種類の調査などのほか、バナナボート体験を楽しんだ。
一人一人が環境を考える
片倉凛花さん(12)=長崎小6年 川で浮かぶ間、ごみはどのように流れて海に着くのか考えていた。川も海もごみがたくさん浮いていたら気分が良くない。一人一人が環境について心掛け、ごみを捨てないよう気を付けなければいけないと思う。