2018年(平成30年) 8月21日(火)付紙面より
ツイート
鶴岡お祭りウィークの最後を飾る「おぃやさ祭り」が19日、鶴岡市の山王通りで行われた。華やかな衣装に身を包んだ県内外から参加した子どもから大人までの約510人が、歩行者天国となった山王商店街で昼夜にわたって躍動感あふれる熱い踊りを披露した。
江戸時代から明治初期にかけて盛んだった鶴岡の盆踊り文化の復活を目指し、踊り団体や商店街などで実行委員会(和田力委員長)をつくり、8月の山王ナイトバザールに合わせて開催している。14回目の今回は茨城や宮城、岩手、秋田の県外7チームを含め庄内各地の踊りチームや職場仲間など32団体が出演した。
「昼の舞」のオープニングでは「東北YOSAKOI旗振り連合勇姿会」をゲストに迎え、大きな旗をはためかせる旗振りの妙技を披露。30本余りの大旗が路上を覆い尽くすように振られる圧巻のパフォーマンスで観客を楽しませた後、各団体がそれぞれ得意とする踊りを華やかに繰り広げた。
夕方からの「夜の舞」では、恒例の「庄内はえや節」の生バンド演奏による流し踊り。各団体がオリジナルの振り付けで華やかで躍動感いっぱいの踊りを披露。観客も大きな拍手を送るなど一体となって祭りを盛り上げていた。
会場では、観客が踊り手に「美躍シール」を貼って投票する観客投票も行われ、「おぃやさ大賞」には、鶴岡のチームで初出場の「舞承連」が選ばれた。