2018年(平成30年) 10月23日(火)付紙面より
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来年2月まで台湾・台北(桃園空港)―庄内空港間で30便が運航される国際定期チャーター便の第1便が20日、庄内空港に降り立ち、地元関係者の歓迎を受けた。
県が中心になってプロモーションを行い、今月から来年2月まで、台湾の中華航空が台北から山形、庄内両空港に計144便を運航、約1万人の観光客が訪れる。うち庄内空港には今月20日―来月21日に4日置きに16便、来年1月12日―2月9日にも4日置きに14便の計30便が発着する。
初日のこの日は午後1時半ごろ、131人乗りの機材が満席状態で庄内空港に到着。乗客が到着ロビーに現れると、羽黒山伏がほら貝を吹く中、庄内観光コンベンション協会や庄内空港利用振興協議会、みちのくインバウンド推進協議会、酒田着物プロジェクトの関係者ら約40人が歓迎の横断幕や台湾の旗を持ち、「ニイハオ」と出迎え、絵はがきなど記念品をプレゼント、県産果物のジュースやせんべいを振る舞った。酒田市の「もしぇのん、あののん」、酒田米菓の「オランダちゃん」の各マスコットキャラクターも人気で、乗客たちは楽しそうに記念撮影した。
本県への観光は2回目という李素英さん(55)は「数年前に一度、山形に来た。静かで、食べるものが全ておいしくて、また来たくなった。熱い歓迎に感謝」と話した。
乗客たちは4グループに分かれ、4泊5日の日程で県内を中心に観光し、24日に第2陣が訪れる機材の復路で庄内空港から帰る。庄内では酒田市の舞娘茶屋相馬樓・竹久夢二美術館や山居倉庫などを巡る予定。