2018年(平成30年) 10月31日(水)付紙面より
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鶴岡出身の作家・藤沢周平をしのぶ会「寒梅忌」が来年1月27日(日)、鶴岡市中央公民館市民ホールで開かれる。鶴岡藤沢周平文学愛好会(萬年慶一代表)が一般公開の顕彰事業として、藤沢さんの命日(1月26日)の直近の日曜日に開催してきたが、今回の20回の節目を最後に終了する。
20回寒梅忌は、第1部として同愛好会メンバーが「寒梅忌20年の歩み」と題して対談を行う。第2部は元NHKエグゼクティブアナウンサーで京都造形大教授の松平定知氏が、藤沢作品「蝉しぐれ」最終章を朗読するなど記念講演を行う。松平さんは16回寒梅忌でも講師を務めた。当日は同会場談話室で寒梅忌に関わる絵画や切り絵、写真などの作品を展示する「絆展」も開催する。
当日は午後1時開演、定員300人。入場無料だが、一般は入場整理券が必要。入場希望者は〒999―7548、鶴岡市みずほ12―5、鶴岡藤沢周平文学愛好会事務局に往復はがきで申し込む。問い合わせは同愛好会事務局の川井さん=電080(3333)7372=へ。
同愛好会では「厳冬期に開催してきたが、来年度から季節のよい時期に新生『藤沢周平をしのぶ会』を立ち上げ、会員の交流を図っていく」と話している。