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2018年(平成30年) 2月22日(木)付紙面より

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酒田のシンボルに定着 「傘福」市役所ロビーで出迎え

 酒田商工会議所女性会(佐藤和子会長)が20日、会員たちが製作したつるし飾り「傘福」2基を酒田市に寄贈した。5月21日まで市役所1階ロビーに展示される。

 傘福は、布で作った動植物や縁起物などさまざまな細工を、幕を張った傘につるすもの。古くから地域の女性たちが子どもの健やかな成長への願いを込めて一針ずつ縫い、寺社に奉納してきた。伝統としては途絶えかけていたが、同女性会が2005年、結成25周年を記念して大規模なものを製作して復活させ、以来、ひな祭りの時期の新たな観光資源、酒田のシンボルとして定着しつつある。静岡県東伊豆町稲取地区の雛(ひな)のつるし飾り、福岡県柳川市のさげもんとともに「日本三大つるし飾り」といわれている。

 今回は、女性会のサブ組織「傘福くらぶ」(会員約10人)が市役所新庁舎の完成を記念し、昨夏から製作していた。2基とも傘の直径は約1・5メートルで、細工を含む長さは約4メートル。1基は病魔の退散を願った「さるっこ」や「張子犬」など子どもの成長を願う細工506個による「信仰の傘福」、もう1基は「宝袋」や「蔵の鍵」などの縁起物の細工637個の「宝づくし」。

 この日、この2基をつるした市役所ロビーで行われた贈呈式では、佐藤会長が「この13年間、多くの人に見守られてきた感謝の思いを込めた。これを見て、古くから伝わる傘福の歴史を知ってほしい」と丸山至市長に目録を贈呈。丸山市長は「酒田のシンボルに育てていただき感謝。見る人に幸せをお裾分けしたい」と感謝を述べた。

酒田市役所ロビーに展示された酒田商工会議所女性会による傘福。下にいるのは丸山市長や女性会の佐藤会長ら=20日
酒田市役所ロビーに展示された酒田商工会議所女性会による傘福。下にいるのは丸山市長や女性会の佐藤会長ら=20日


2018年(平成30年) 2月22日(木)付紙面より

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手作り品販売 地域と交流

 県立鶴岡養護学校(畑山淳一校長)の中学部による「つるようバザー」が21日、鶴岡市の鶴岡協同の家こぴあで開かれ、生徒たちが授業で作った木工品などの販売で買い物客と触れ合った。

 特別支援教育への理解と生徒と地域との交流の場として毎年開催。今回は本年度の中学部による2回目の校外バザーで、午前中に前、後半の2回に分けて生徒計25人が参加。作業学習の授業の中で「農工」「木工」「縫香」の3つの班ごとに製作した花苗や花の土、黒板式のブラックボードや壁飾り、布製のコースターやバッグ、入浴剤など20種、約100点を販売した。

 この日はこぴあ入り口で呼び込みをしながら、生徒たちが交代で売り子を体験。「いらっしゃいませ」の元気な声に誘われて保護者や買い物客らが足を運び、手頃な価格設定の木工品や花の鉢植えなどを次々に買い求め、早々と売り切れる商品もあった。

 市内の60代女性は「いつも買い物で来るのでバザーをしていたらのぞいていく。どの子も自分でできることを精いっぱいやっていてほほ笑ましい」と話していた。

生徒たちが精いっぱい取り組んだ木工品などを販売した「つるようバザー」
生徒たちが精いっぱい取り組んだ木工品などを販売した「つるようバザー」



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