2018年(平成30年) 3月24日(土)付紙面より
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庄内空港で22、23の2日間、地元産品の大試食会「自慢の逸品フェア?庄内のおいしいもの大集合?」が開かれ、地酒やお菓子、農水産物の加工品などが振る舞われ、大勢の家族連れなどでにぎわった。
庄内空港ビル(山下高明社長)が年度末の繁忙期に合わせ、愛称「おいしい庄内空港」ならではの庄内の魅力を発信しようと初めて企画。同空港に土産物を出している企業を中心に、庄内地方の15社が両日とも午後3時から5時15分までの間、2階出発ロビーに出店し、地酒や煎餅、ハム・ソーセージ、ギョーザ、ケーキ、クッキー、漬物など約50品目の試食を無料で提供。
初日の22日のオープンセレモニーでは、庄内空港利用振興協議会長の丸山至酒田市長が「庄内空港は昨年、10年ぶりに年間搭乗者が39万人を超えた。おいしい食をアピールし、より多くの人が訪れ、にぎやかになるように」、庄内空港ビルの山下社長は「庄内にはこんなにおいしいものがあるとPRして」とあいさつ。関係者が地酒の酒だるで鏡開きし、景気を付けた。
搭乗客や地元の住民ら家族連れが次々に訪れ、各社のテーブルで味見し、「おいしい」と笑顔が広がった。空港のマスコットキャラクター「まめうさ」などの着ぐるみも応援に駆け付け、記念撮影で人気を集めた。事務局では「今回の様子を見ながら、今後も回数を増やしながら開いていければ」としている。
2018年(平成30年) 3月24日(土)付紙面より
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鶴岡市第一学区管内の小学生を対象にした第一学区コミュニティセンター主催の地域学習事業が22日、同市羽黒町の出羽三山神社などで行われた。寺社仏閣の見学や精進料理を味わうなどしながら出羽三山神社の信仰の歴史に触れた。
文化財などに触れる機会を通して地域愛を育もうと2016年に善寳寺を舞台に初めて実施。今回2回目。
この日は朝暘第一小学校の4―6年生から15人が参加。コミセンの職員や父母などと一緒に、羽黒山頂の出羽三山神社合祭殿、いでは文化記念館、松ケ岡開墾場などを訪問した。
このうち、出羽三山神社合祭殿では、祈祷(きとう)の後同神社の神職から、開祖・蜂子皇子から始まる信仰の歴史や、山伏修行についての講話を受けた。その後は斎館へ移動し、伊藤新吉料理長から「3本のタケノコは出羽三山を表す。蜂子皇子がたどり着いた由良の白山島にちなんだ形のごま豆腐など、一品一品に意味がある」と説明を受けながら、月山筍(だけ)の煮物、あん掛けのごま豆腐、山菜の天ぷら、イタドリの甘酢漬け、ウルイのおひたしといった献立の精進料理を味わった。
参加した同校5年生の成澤想太君(11)は「これまで2回来たことがあるけど、生まれ変わりの山と初めて知った。精進料理は月山筍が特においしい」と話していた。