2019年(平成31年) 2月6日(水)付紙面より
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鶴岡市下川の善寳寺(五十嵐卓三住職)で4日、立春恒例の「お水取り式」が行われた。参拝者が家内安全や無病息災を願って境内の沢から清水をくみ、守護神の龍神へささげた。
貝喰(かいばみ)の池の裏にある龍王沢から水をくみ、本堂まで運んで龍神にささげる行事。全国から毎年多くの参拝者が訪れる。
今年は、雨模様の中、130人余りが参列。貝喰の池そばにある龍神堂で祈祷(きとう)が行われた後、水口道雄老師にはじまり参拝客らが龍王沢の滴りをひしゃくで受け止めては朱色のおけに集めていった。
おけは白装束の地元信徒2人が担ぐと、参拝者を伴い行列を成して本堂へ。本堂に納めて龍神へささげた後は、立春大祈祷が行われた。
新潟県新潟市から講中で訪れた山田トシイさん(81)は「家業の魚屋もおかげさまでお守りいただいている。健康で過ごせるようにとお願いした」と話していた。