2019年(令和1年) 6月1日(土)付紙面より
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鶴岡市のくしびき南部保育園(五十嵐真弓園長)の年長児と保護者が31日、親子遠足の一環で酒田市の酒田海上保安部(辰巳屋誠部長)を訪問、海保業務の一端に触れた。
酒田海保は、管内在住者から業務への理解を深めてもらおうと随時、体験学習会を受け入れている。同保育園児と保護者の訪問は昨年に続き3回目。この日は海上保安庁制定「海洋環境保全推進月間」(6月)の活動の一環としても実施し、親子11組計22人と引率保育士が訪れた。
体験メニューは、酒田港東埠頭(ふとう)に停泊している巡視艇「べにばな」の船内見学、同埠頭東屋での環境紙芝居上演の2本立て。紙芝居上演では、酒田海保警備救難課の三浦善成さんが「うみがめマリンの大冒険」を紹介。餌となるクラゲと間違い、ごみのビニール袋を食べてしまったウミガメと海上保安官の交流を通して海洋環境保全の大切さを目と耳に訴える内容で、三浦さんは「これからも海で遊べるよう、きれいにしよう」「ごみは必ずごみ箱に」と呼び掛けた。
酒田海保管理課の村上政昭課長は「このような体験を通し、海や船、海上保安官に憧れを持ってもらえたら」と話した。