2019年(令和1年) 10月11日(金)付紙面より
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「みんなでつくろう 安心のまち」を掲げた全国地域安全運動が11日、全国一斉にスタートする。鶴岡地区では10日午前、鶴岡市役所で出発式が行われ、青パト隊や地元の高校吹奏楽部による周辺のパレードで運動開始の周知を図った。
全国防犯協会連合会と各都道府県単位の防犯協会連合会、警察などが毎年この時期に展開している運動。本県では、20日までの10日間にわたり▽特殊詐欺の被害防止▽子どもと女性の犯罪被害防止▽やまがた110ネットワークの登録拡大と防犯インフラの整備▽確実な施錠の実施による住宅対象侵入窃盗、自転車盗、車上狙い被害防止▽自主防犯活動等の活性化による犯罪の防止―の5つを運動の重点に県警と県、各防犯団体が連携して各種啓発活動に取り組む。
出発式は、同市防犯協会の会員や鶴岡警察署員などが出席。同協会の松浦昇会長は「一向に減少しない電話による詐欺被害の防止に今後も努めていきたい」、同署の安孫子敏署長は「被害に遭わないための対策と、犯人が犯罪を思いとどまるような環境づくりを目指していきたい」とそれぞれあいさつ。
パレードは鶴岡東高校の吹奏楽部が演奏で協力。青色回転灯を装着した民間車両「青パト隊」など約30台が出動したほか、同署管内の安全・安心を守るヒーロー「山伏ブラック」や「だだちゃグリーン」も登場。子どもが被害者となる犯罪の未然防止を目指した市民運動“目ん玉作戦”実施中の横断幕を掲げた。