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2019年(令和1年) 10月19日(土)付紙面より

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「人民日報」が新田嘉一平田牧場グループ会長を取材 中国成立70周年記念特集へ掲載

 国交正常化前の1972年1月に初めて訪問して以来、長年にわたって中国と友誼(ゆうぎ)を重ねてきた新田嘉一平田牧場グループ会長が17日、中国共産党中央委員会機関紙「人民日報」の劉軍国日本支局長の取材を受けた。中国成立70周年を記念した同紙特集企画の一つで、新田会長は「近隣同士、これからも仲良く」と訴えた。

 新田会長が初めて中国を訪問したのは、当時の田中角栄首相が電撃訪中し、周恩来首相と国交回復の調印を交わす8カ月前。民間人として正常化前の訪中は異例中の異例だった。

 新田会長はその後、畜産技術指導のため88年、黒龍江省に招かれた。さらに同省政府と渡り合い、92年には飼料用トウモロコシ運搬のため同省ハルビン市から松花江、アムール川、日本海を経て酒田港に至る全長2800キロの「東方水上シルクロード」を開設した。

 一方、同省「ハルビン国際貿易商談会」の発展に大きな貢献があったとして2009年、当時、省長を務めていた、習近平国家主席の側近中の側近とされる栗戦書氏(全国人民代表大会常務委員長)から同省「功勲章」を受けた。先月には中国・大連市との交流発展に貢献したとして同市が制定する特別賞「アカシア友誼賞」を受賞、張志宏副市長から記念プレートが贈られた。

 今年5月まで歴代最長の9年3カ月にわたって駐日中国大使を務めた程永華氏とは懇意。後任の孔鉉佑氏とも既に都内で懇談した。

 劉支局長はこの日、中国駐新潟総領事館の殷達奇副総領事、徐文領事アタッシェとともに酒田市の平田牧場迎賓館「寄暢亭」を訪問した。

 劉支局長は冒頭、「取材するチャンスを頂き、ありがとうございます」と。新田会長は初めての訪中、東方水上シルクロードの開設や、栗氏、中国・河南省出身の画家・黄冑氏(1925―97年)はじめ中国の要人とのエピソードを紹介し、「米国にも負けない、今や世界の大国。いずれ中国の時代が来ると思っていたが、こんなに早く来るとは思わなかった」と述べ、「中国の人たちは信義に篤い。交わした約束は必ず守り、最後まで絶対に裏切らない。心が残っている民族」と続けた。

 「これからの中国に期待することは」と問われ、新田会長は「ここまで来たのだから世界のリーダーになってほしい。近隣同士、心を合わせ仲良くしていきましょう」と強調した。

 劉支局長によると、取材を基にした特集企画は年内の掲載を予定しているという。

取材終了後、自著を新田会長(右)に贈呈する劉支局長
取材終了後、自著を新田会長(右)に贈呈する劉支局長



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