2020年(令和2年) 9月12日(土)付紙面より
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小学生の絵を車体後部にラッピングした菅原運送(鶴岡市大半田、菅原司社長)の大型トラックのお披露目式が11日、鶴岡市の朝暘第二小(高野勝彦校長)で行われた。見た人たちから優しい心を持ってもらい、交通安全の輪を広げる。
こどもミュージアムプロジェクト協会(大阪府)が推進している活動で、趣旨に賛同した菅原運送が創業50周年記念事業の一環で取り組んだ。学区内の大東町が創業の地でもあり、1、2年生計115人から「交通安全」「感謝」「運送屋さん」をテーマに絵を描いてもらい8点を選考。更新した冷凍車10トントラックにラッピングした。
作品は虹色のトラックが走る姿や大きなお日様がほほ笑む様子を明るい色調で元気いっぱいに表現され、中には「いつもありがとう」と感謝の言葉を添えた作品もある。生鮮食品などを運んで県内外を走り、ドライバーらに優しさを伝える。
お披露目式には1、2年生全員が参加。菅原社長が「すてきな絵を描いてくれてありがとう。見た人はきっと、優しい運転に気を付けてくれると思います」とあいさつし、選考された絵を描いた児童一人一人に感謝状を手渡した。児童たち全員には運転席や冷凍車内の見学がプレゼントされた。
横断歩道を渡る女の子を太陽とトラックが笑顔で見守る絵を描いた2年の戸嶋彩結(あゆ)さん(7)は「絵が選ばれてとてもうれしい。見た人が楽しくなるように描きました」と話した。
同社は、現在の本社所在地の渡前小1年生の絵を飾った別のラッピングトラックも配備。9日に同校でお披露目式を行った。