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荘内日報ニュース


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2020年(令和2年) 3月6日(金)付紙面より

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センバツ無観客開催へ 日本高野連が方針決定は11日

 第92回選抜高校野球大会(19日から13日間、阪神甲子園球場)は新型コロナウイルス感染拡大防止のため無観客で開催される方針となった。4日、日本高野連の運営委員会と臨時理事会が大阪市内で開かれ、方向性が示された。これを受けて同日夕、41年ぶり2度目の出場となる鶴岡東の関係者が会見した。チームは8日早朝に鶴岡を出発する予定だったが、高野連の通達があって15日までは地元にとどまり調整する。

 当初午後6時ちょうどに鶴岡東高での会見が設定されていたが20分遅れとなった。これも高野連の話し合いが長引いたことのしわ寄せ。会見直前「無観客の方針」が、メールで学校側に知らされ、高野連の会見生中継をスマートフォンの動画で確認しつつ、学校の会見が始まるという慌ただしさだった。

 齋藤哲(あきら)校長は「本当に今、連絡が来ました。方向性が定まったことで、学校側としてもバックアップに努めたい」と話した。

 佐藤俊監督(48)は「選手の体調管理をしっかりして大会に臨みたい」と気持ちを切り替えた。日ごとに開催するかどうかが不透明になっていただけに「練習強度を上げず、体調の管理を最優先させてきた。日頃の試合では“想定外があることを想定しろ”と指導してきたが、無観客は私自身がまさしく想定外だった」としながら「決まった以上、無観客の状態も考えながらチームづくりをしていきたい」という。

 鈴木喬主将は「甲子園でプレーするのは小さい頃からの夢だった。大会が開催されることを信じて部員一同、練習してきた。無観客だとしても、甲子園でプレーできるのは貴重な体験。うれしく思う」と語った。

 開催の正式決定は11日の臨時運営委員会まで先送りされた。感染リスクが広がった場合は中止の可能性もある。本来8日に解禁されるはずだった練習試合は移動に伴う感染リスクの軽減と出場校の公平性を保たせる意味で15日まで自校での練習に限らせることを各校に通達した。これに伴い鶴岡東も大会前の練習試合は諦め、同日までは地元待機となった。

 会見から一夜明けた5日、選手たちは気持ちを一新させ、鶴岡ドリームスタジアムの室内練習場で汗を流した。

 〇…19日の開会式は中止となった。13日に行われる組み合わせ抽選も主催者による代理抽選に変更され、15、16日の各校の甲子園練習も中止となった。また試合当日の地元パブリックビューイング(PV)も集団となっての応援だけに現段階では難しい状況だ。

会見する佐藤監督(左)と齋藤校長は硬い表情を崩さなかった
会見する佐藤監督(左)と齋藤校長は硬い表情を崩さなかった

鈴木主将は記者陣に囲まれながら感想を話した
鈴木主将は記者陣に囲まれながら感想を話した



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