2020年(令和2年) 3月6日(金)付紙面より
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プロ野球・読売巨人軍に入団した酒田南高校の伊藤海斗外野手(18)=左投げ左打ち=は4日、同校で行われた卒業式に出席し、久しぶりに恩師・級友らと再会。「みんなのことを思い出して頑張る」と誓った。
伊藤外野手は遊佐町出身。兄の影響で幼少時に野球を始め、小学1年で地元の蕨岡ベースボールクラブに入団。遊佐中を経て2017年4月に酒田南に入学し1年秋からレギュラー、2年秋からは主将としてチームをけん引した。高校通算36本塁打を誇る長打力が魅力。昨秋のプロ野球新人選手選択会議(ドラフト会議)で巨人から6位指名を受け昨年11月に入団契約を結んだ。背番号は「97」。川崎市のジャイアンツ寮に入っており2日、卒業式出席のため一時帰郷した。
同校は今回、新型コロナウイルス感染防止のため時間を短縮して卒業式を挙行。卒業証書は各クラスの代表のみが受け取り、他の生徒は教室で担任教諭から受け取った。
3年8組の級友39人と共に集合写真に納まった後、卒業証書を受け取った伊藤外野手は「あっという間の3年間だった。みんなと過ごすことができたこの時間は大切な思い出になった」と振り返り、「プロ野球選手として挫折しそうになったときはみんなのことを思い出して頑張る。絶対に大きい男になるので期待してください」と誓った。
級友から頼まれて色紙やスマートフォン、衣服などに次々とサイン。「頑張れよ」という級友の激励に終始、にこやかに対応していた。伊藤外野手は今週中に再びチームに合流する予定という。