2020年(令和2年) 3月28日(土)付紙面より
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鶴岡市羽黒町松ケ岡の湿地に自生しているミズバショウが咲き始めた。26日現在で数輪のミズバショウが確認できる。湿地の管理者によると、20日に1輪咲いているのが確認され、例年に比べ1週間から10日ほど早いといい、見頃を迎えるにはまだ時間がかかる見通しという。
ミズバショウはサトイモ科の多年草。白い花のように見えるのは仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれるもので、中心部に咲く黄色の穂状の部分が本来の花。
松ケ岡地区の湿地では例年、3月下旬から咲き始め、桜の開花とバトンタッチする形で見頃を終える。およそ幅30メートル、奥行き70メートルの湿地には遊歩道が整備され、間近で花を見ることができる。ここ3―4年でミズバショウが小ぶりになってきたことから、肥料をまくなどしてミズバショウの環境を支えている。