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荘内日報ニュース


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2020年(令和2年) 4月21日(火)付紙面より

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テイクアウト&デリバリーキャンペーン コロナ禍で打撃、地元飲食店支援

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛で地元飲食店の売り上げが大きく落ち込む中、「食の都庄内」ブランド戦略会議(会長・信坂正浩県庄内総合支庁地域産業経済課長)は、「『食の都庄内』テイクアウト&デリバリーキャンペーン?自宅・職場にいながらお店巡り」と銘打ち、持ち帰りや配達による飲食店利用を促進している。対象店舗で購入した料理の写真をSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)や電子メールで投稿すると、抽選で50人に「庄内の旬の食材セット」などが当たる。

 同戦略会議は、「食の都庄内」のブランド形成などを狙いに、県庄内総合支庁と庄内5市町が2014年4月に設置した。今回はいわゆる「3密」(密閉、密集、密接)を避けつつ、地元食材を使った料理を提供している飲食店を応援するため、テークアウトやデリバリーの利用を促す狙い。

 キャンペーン期間は今月15日から来月17日(日)まで。この期間内に対象店舗で持ち帰りか配達で購入した料理の写真を撮り、1インスタグラムかフェイスブックに指定のハッシュタグを付けて投稿2電子メールで応募―のどちらかを行うと、抽選で50人に「庄内の旬の食材セット」(月山筍(だけ)などの山菜、露地物のアスパラガス、サクラマスなど)、「お酒」「花」(いずれも3000円相当)の賞品が当たる。応募期間終了後に抽選を行い、当選者には5月下旬ごろに賞品を発送する予定。

 対象店舗は、「食の都庄内」協力店と、事務局が同協力店登録を要請している店で、今月17日現在で庄内全域の143店舗。新たにテークアウトやデリバリーを行う店については、衛生上の問題などが生じないよう、庄内保健所の指導を仰ぐことなどを要請している。

 事務局の庄内総合支庁地域産業経済課では「新型コロナの感染拡大防止を図りながら、『食の都庄内』の中核を担う地元飲食店を応援できれば」としている。

 SNS投稿時のハッシュタグは「#食の都庄内#テイクアウトデリバリーキャンペーン#(店名)」、電子メールは、件名「食の都庄内」テイクアウト&デリバリーキャンペーン、内容として購入店名、食の都庄内公式SNSへの掲載の可否を明記、写真を添付し、syokunomiyakoshounai01@gmail.com=へ。1投稿・メールを応募1口とするが、料理と「庄内のお酒」、または「庄内の切り花」が写っている写真は2口、料理と「庄内のお酒」「庄内の切り花」の両方が写っている写真は3口とカウントし、口数に応じて抽選を行う。1人何回でも応募できるが、当選賞品は1個限り。対象店舗のリストなどキャンペーンの詳細は同戦略会議のホームページに掲載している。問い合わせは県庄内総合支庁地域産業経済課=電0235(66)4723=へ。

地元飲食店の持ち帰りや配達の利用を促進するキャンペーンがスタート=事務局のリリース資料より
地元飲食店の持ち帰りや配達の利用を促進するキャンペーンがスタート=事務局のリリース資料より

キャンペーンへの応募方法=事務局のリリース資料より
キャンペーンへの応募方法=事務局のリリース資料より


2020年(令和2年) 4月21日(火)付紙面より

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自宅で庄内町とつながる 返礼品は「おうち体験」

 「おうちで庄内町の体験が楽しめる体験型ふるさと納税返礼品」として、庄内町地域おこし協力隊による「おうち体験」プランの提供が開始された。

 プランは、体験型ふるさと納税申込者に、事前に送った庄内町の特産品を使い、オンラインミーティングツール「Zoom(ズーム)」を使用して、遠隔操作による双方向通信で自宅に居ながら複数人が庄内町の人とつながり、会話や作業の共有を体験できるというもの。

 18日は、同町廿六木の「農家レストラン農々家(ののか)」から「米農家直伝!つや姫の米粉シチューのお料理教室」のプランが提供された。同レストランオーナーの高梨美代子さんが講師となり、双方向通信で会話や質問を交えつつ約40分でつや姫の米粉シチューとホワイトソースの2品が完成した。

 参加した3人はいずれもルウを使わないシチュー作りは初めてで、東京都在住。お互いが野菜を切る音も聞こえる環境で、参加者からは「じゃがいもはどれくらいの大きさに切るんですか」「ニンジンは乱切りですか」など質問が飛び交い、講師の高梨さんからは、「煮込む野菜が軟らかくなったらオッケーサインを出してください」など随時状況確認が入り、各人の進捗(しんちょく)に合わせて遠隔での料理教室は進行した。

 完成した米粉シチューとホワイトソースに、参加者からは「感動しています。今後はルウを使わずに米粉で作ります」「ホワイトソース、素晴らしいです」との声が聞こえ、高梨さんは「最初は不安だったが、いつもの料理教室と同じように進められた」と笑顔を見せた。

 参加者の一人、東京都在住の30代女性は「東京は外出できないので、おうちごはんのレパートリーを増やしたかった。使い慣れた自宅のキッチンで教えてもらえたのも助かるし新鮮だった」と話した。また、別の参加者からは「庄内の方言や窓から見える景色まで楽しめた」との声もあり、盛況に終わった。

 企画した同町地域おこし協力隊の國本美鈴さんは、「庄内の食で遠隔地のおうち時間を豊かにしたいと考えた。手応えを感じたので同じ企画を続けたい」と話し、「今後は地元の人にも参加してもらえるよう同町観光協会経由でも参加できるようにしたい」と話した。

スマートフォンとタブレット端末でテレビ電話環境を整え、ふるさと納税で遠隔お料理教室を発信
スマートフォンとタブレット端末でテレビ電話環境を整え、ふるさと納税で遠隔お料理教室を発信



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