2020年(令和2年) 9月4日(金)付紙面より
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果物栽培が盛んな「フルーツ王国」の鶴岡市櫛引地域で、大粒系ブドウが収穫期を迎え、ブドウ狩りを楽しむ観光客が訪れている。
同市西荒屋の「カラフルぶどう園」(旧ぶどう園さくま)=佐久間富井さん(68)経営=では約50アールで約20種のブドウを栽培。安芸クイーンや高雄、ピオーネ、ハニーシードレスなどが収穫期に入り、先月29日から観光客向けもぎ取り食べ放題のブドウ狩りを始めた。
晴天となった3日は午前中から観光客が次々に訪れ、木陰の園地でたわわに実ったブドウの房から1粒ずつもぎ取って口に運び、「おいしい」と喜んでいた。
佐久間さんによると、今年は7月までは雨が多かったが、8月からは好天続きで日照時間が多く、順調に生育し、「糖度も20度以上と甘く、とても良い出来」。今後ロザリオビアンコ、ロザリオロッソなど、10月中旬ごろまで楽しめるという。
入園料は中学生以上1100円、小学生800円、3歳以上500円(いずれも税込み)、3歳未満は無料。新型コロナウイルス対策で、手指の消毒などへの協力を求めている。今期は芋煮会は受け付けない。問い合わせは同園=電090(3369)8447=へ。