2020年(令和2年) 1月31日(金)付紙面より
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遊佐町役場新庁舎建設起工式が29日、町民体育館で行われた。1961年に建設された現庁舎の老朽化、町民の利便性確保に伴うもので、完成は来年3月の予定。
工事概要によると、新庁舎は、現庁舎東側のこれまで駐車場としていたところに建設。鉄骨造り平屋建て(準耐火建築物)で延べ床面積2744平方メートル。行政サービスに関係する課をワンフロアに集約しているのが大きな特徴で、東西に2つある玄関は、議会傍聴者や来庁者がより短い動線で利用することができ、混雑を抑制する。内装には地場産木材を多く活用。全面がフラット床で来庁者が安全安心に行き来できるようにする。非常用自家発電設備で72時間分の電力を確保。新庁舎建築・電気設備・機械設備工事の15億7300万円を含め総事業費は22億円を見込む。
起工式には関係者約60人が参列、時田博機町長らが神前に玉串をささげて工期中の安全を祈願した。神事終了後、時田町長は「町民の暮らしの安全を守るため、施設を整えていくので期待してほしい」とあいさつした。
2020年(令和2年) 1月31日(金)付紙面より
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鶴岡市としては4月中旬並みの最低気温となった30日朝、鶴岡公園の大寶館前にある「春告げ梅」の開花が確認された。28―30日にかけて開花したとみられる。開花は例年2―3月で、今年はやや早めという。
同館の職員が30日午前8時半ごろ、最も西側の梅に1輪を見つけた。曇天の下、雫をたたえて艶やかさを増した紅色。職員は「2、3週間前からつぼみが膨らみ始めていて、この暖かさもあり待ち遠しかった。今朝はすぐ目に留まった。ぜひ散策がてら公園を訪れて春の訪れを感じてもらいたい」。
大寶館前のお堀沿いにある4本の紅梅は「市内で最も早く咲かせ、春の訪れを告げる梅」として市民に親しまれている。昨年は2月4日に開花。過去には12月中に咲いたこともあったという。
山形地方気象台によると、鶴岡で同日の最低気温は午前1時50分ごろに5・3度を観測。平年より7・2度ほど高く4月中旬並みだった。29日までの数日間の最高気温は3月中旬から下旬並みで推移している。