2021年(令和3年) 2月24日(水)付紙面より
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新型コロナウイルスの影響で卒業式に伴う謝恩会などの宴会の中止や縮小を受け、鶴岡市のグランドエル・サン(早坂和男社長)は同市内の小・中・高校に、卒業生が記念に写真撮影できるパネルの無償提供を行っている。
同社は昨年、コロナ禍の卒業生たちに思い出づくりの場を提供しようと、無料の写真撮影ブースを設置し、撮影やプリントのサービスを行った。今年はお祝いの気持ちを届けようと、市内約50の学校を対象に、提案に応じた学校のみに贈っている。パネルは卒業証書や桜柄の2種を用意した。
15日には同社のある地元小学校の朝暘二小(高野勝彦校長)の6年生58人に贈呈。パネルは縦2メートル、横2・7メートルの大きさで、同校では来月18日の卒業式に児童の昇降口前に設置する予定という。
パネルが贈られた6年生の野口結生(ゆうせい)さん(12)は、「卒業式ではお世話になった人にありがとうの気持ちを込めたい。中学校では部活と勉強との両立を頑張りたい」と話していた。