2021年(令和3年) 3月2日(火)付紙面より
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庄内地域の多くの高校で1日、卒業式が行われた。酒田市の県立酒田西高(小松幸樹校長)では卒業生126人のほか、教職員、PTA関係、保護者、在校生から生徒会長1人に出席者を限定して体育館で行った。新型コロナウイルスの影響で県教育委員会が示したガイドラインを踏まえた形。
式典では、担任が呼名し小松校長が一人一人に卒業証書を授与した上で「このふるさとの未来をそれぞれの心の中で思い続け、地域に貢献できる大人になってほしい」と式辞。石川茂稔PTA会長は「人生は美しい、生きることは素晴らしい。18年間の自分の人生に誇りを持ってください」と呼び掛けた。卒業生代表の伊藤小月さん(18)は答辞で「この学校で、ふるさとへの感謝と地域に貢献する喜びを学んだ。卒業生は、ふるさとを忘れずにそれぞれの進路の中で花を咲かせましょう」と述べた。
親元を離れ4月から東京都内の専門学校に進学する高橋翼さん(18)は「仲間と別れるのは寂しいが、地元を離れての一人暮らしはとても楽しみ。卒業記念ビデオの製作にも携わることができ、思い出になった」と話した。