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2021年(令和3年) 3月21日(日)付紙面より

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「宮城県との往来は控えて」 新型コロナ感染者急増 独自の緊急事態宣言受け県

 第24回県新型コロナウイルス感染症に係る危機対策本部員会議が19日、県庁で開かれた。今月18、19日と連日で県内新規感染者が10人超となっている状況や、感染者が急増している隣県の宮城県が独自の緊急事態宣言を発令したことなどを受け、「基本的な感染防止対策を徹底するとともに、宮城県との往来は可能な限り控えて」と県民に呼び掛ける方針を決めた。

 会議では政府の緊急事態宣言(対象区域・東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)が今月21日に解除となることや、県内の新型コロナ発生状況などを確認した。

 県内で18日に11人、19日に18人の新規感染者が出たことについて県は「19日の18人は昨年12月11日の22人に続き、過去2番目に多い。県立中央病院(山形市)の病床占有率は66%を超えた。一方で重症者はおらず、20?30代の比較的若い層の感染が多い」と説明した。

 こうした状況を受け、県は▽小まめな手洗いや正しいマスクの着用など基本的な感染防止対策の徹底▽宮城県の緊急事態宣言の期間中(4月11日まで)、同県との往来は可能な限り控える▽政府の緊急事態宣言対象区域の1都3県については不要不急の往来を控える。宣言解除後もこれらの地域との往来は当面の間、慎重に(いずれの場合も通勤通学や入学、就職などのための往来は除く)―などを、関係機関や市町村を通じて県民へ呼び掛けることを決めた。

 また、年度末や年度始めにおける謝恩会や花見といった会食については「普段一緒にいる人と少人数、短時間で」「会話の際はマスク着用」「弁当やテークアウト活用」など感染防止の取り組みを徹底し、これが図られない場合は会食を控えるよう県民に求めていく。卒業旅行などについても首都圏や宮城県、沖縄県などを行き先に選ぶことは控えるよう呼び掛ける。

 GoToイート(食事券、ポイント)や県プレミアム付きクーポン券については「飲食店でのテークアウトやデリバリー(出前)などを積極的に活用し、アルコールを伴う食事での利用は当面控える」といったことを求める。

 続いて開かれた第7回新型コロナ克服・創造県民会議では、オンラインで参加した中目千之県医師会長が「県内の感染状況はここ数日でがらりと変わった。原因は2つ考えられる。1つは宮城県、仙台市による本県や山形市への影響。2つ目は感染経路不明者が急増していること」と述べた。

 中目会長はさらに「対策としては宮城県との往来の自粛、会食や飲食を自粛すること。感染者の増加により、医療従事者がワクチン接種をする時間を取れないなど影響が出る。県は厳しめの対応を取るべき」と指摘した。


2021年(令和3年) 3月21日(日)付紙面より

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甘い香り春の訪れ告げ 湯田川温泉梅林公園咲き始める

 鶴岡市の湯田川温泉梅林公園で梅が咲き始め、ほのかな甘い香りが春の訪れを告げている。

 開湯1300年の歴史を持つ湯田川温泉は「鶴岡の奥座敷」と呼ばれ、泉質の良さや地物の魚料理、朝掘り孟宗などで知られる。温泉街の南には孟宗竹の竹林に囲まれるように梅林公園があり、紅梅を中心に約300本が植えられている。

 湯田川温泉観光協会の庄司丈彦会長によると、今年は今月10日ごろから紅梅が咲き始めた。雪が多かったせいか、例年より少し遅めという。

 好天に恵まれた19日午後は、紅梅を中心に20本ほどが開花。あちこちに紫色のキクザキイチゲやバンケ(フキノトウ)も咲き、春の息吹に包まれた。カメラを手にした夫婦連れなどが次々に訪れ、「いい香り」などと散策を楽しんでいた。

 庄司会長によると、今後は日増しに甘い香りが強まり、4月初旬から中旬にかけて見ごろを迎える。新型コロナウイルスの影響を踏まえ、恒例の梅まつりは昨年に引き続き実施しないが、各旅館では事前に連絡をもらえれば食事を提供するという。

湯田川温泉梅林公園の梅が咲き始め、散策を楽しむ人たち=19日午後
湯田川温泉梅林公園の梅が咲き始め、散策を楽しむ人たち=19日午後



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