2021年(令和3年) 4月17日(土)付紙面より
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バレーボールVリーグ女子2部に所属する酒田市のプレステージ・インターナショナルアランマーレは15日、自ら主催し今夏、女子児童を対象にした独自のバレーボール東北大会を開催すると発表した。同日にパートナーシップ契約を締結した明治安田生命山形支社(山形市、勝部一成支社長)の協賛を受けて共同運営。関係者は「いずれは男子小学生、中学生に広げたい」と意気込んでいる。
この大会は、今月1日に発足した県内女子中学生による下部組織「アランマーレジュニアクラブ」に続きジュニア層の強化、競技人口のさらなる拡大、若者の地元定着に向けアランマーレが企画した。
アランマーレの西尾博樹部長によると、大会は7月17(土)、18(日)の両日、鶴岡市藤島体育館を会場に開催。全日本バレーボール小学生大会(8月)の予選を勝ち抜いた東北6県の代表1チーム、酒田、鶴岡両地区から選出された各3チーム計12チームのエントリーを予定。全国大会に向けた「前哨戦」として初日に予選リーグ、2日目にトーナメントで競う。アランマーレの現役選手が出場チームをサポート、各チームのベンチに入って交流を深めることも想定しているという。
一方、明治安田生命は昨年から「地元の元気プロジェクト」を展開中。同プロジェクトでは、新型コロナウイルス感染症対策のため支社・営業所がある自治体に寄付を行っているほか、スポーツ支援にも力を入れており、アランマーレのオフィシャルパートナーにも名を連ねている。昨季はホームゲームの際、前座として小学生による交流試合開催を支援した。
契約締結式は、酒田市のプレステージ・インターナショナル山形BPOパーク第2センターで行われ、勝部支社長と西尾部長が書面を交わした。「昨季にアランマーレファンクラブに入会し、2試合を見た。ホームの一体感に感動し、選手の皆さんから勇気と元気を頂いた」と話す勝部支社長は「アランマーレ同様、小学生選手も末永く応援していきたい」と。西尾部長は「日頃から大きな力を頂いていることに感謝。いずれは男子小学生、中学生と大会を広げ、東北地方の子どもたちに元気を与えられたら」と話した。