2021年(令和3年) 5月30日(日)付紙面より
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鶴岡市馬場町のマリア幼稚園(渡會ちづ子園長、園児124人)の新園舎完成記念式典が29日、同園で行われ、関係者が心豊かな子どもたちを育む決意を新たにした。
同園は1925(大正14)年10月、「キンダーガーデン鶴岡マリア園」として開園。学校法人双葉学園(千原通明理事長)が運営し、2018年に幼稚園型認定こども園、今年4月に幼保連携型認定こども園に移行した。1982年に建設した旧園舎が老朽化したため、幼保連携型への移行に合わせ昨年7月から敷地内の鶴岡カトリック教会天主堂(国指定重要文化財)東側に新園舎を建設した。鉄骨造り2階建て、延べ床面積約1300平方メートル。1階に0―2歳児、2階に3―5歳児の保育室、遊戯室を備え、先月に供用を始めた。
この日は市やカトリック教会の関係者らの来賓、職員ら約50人が参列。千原理事長はあいさつで「関係者に感謝。子どもたちが幸せ、安全に過ごし、園が今後も地域の人たちに愛されることを願う」と述べた。来賓を代表し、鶴岡市の山口朗副市長、カトリック新潟教区長の成井大介司教の祝辞、ハープと二胡による記念演奏などに続き、渡會園長は「園と子どもたちにたくさんの愛を注いでいけるよう、努力する」とお礼の言葉を述べた。
式典に先立ち天主堂で行われた祝別式では、カトリックの様式にのっとり祈りや歌で園完成を祝福、「愛と平和」の精神の下、子どもたちを健やかに育む決意を新たにした。