2021年(令和3年) 10月15日(金)付紙面より
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山形労働局とハローワーク酒田、鶴岡の「ワークチャンス庄内2021就職面談会」が13、14の両日、酒田市国体記念体育館と鶴岡市の鶴岡第一ホテル鶴岡で行われた。
山形労働局によると、7月の有効求人倍率はハローワーク酒田管内が1・56倍、ハローワーク鶴岡管内が1・76倍となっている。1倍を超えている状況にあるが、長引く新型コロナウイルスの影響で一部の業種では雇用の悪化がみられる。一方、人材不足で採用意欲があっても業種や職種でミスマッチし、求人の充足が思うように進んでいないという。さらに就職氷河期世代の非正規雇用から正社員への就職支援も課題となっている。
このうち、鶴岡会場の就職面談会には製造、建設、運輸・運送、サービス、福祉など合わせて40社が参加。担当者が訪れた求職者と面談し、それぞれ仕事内容や福利厚生面などについて説明、求職者の質問に答えていた。
自動車部品を製造する企業担当者は「団塊世代の子どもが50代となり、人口構成の変化にも対応していかなければならないと考えている。車業界が電気自動車(EV)へと移行する中で設備投資と同時に働き手、即戦力はぜひとも欲しい」と話していた。