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2021年(令和3年) 2月9日(火)付紙面より

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鶴岡「屋内多目的運動施設」整備進む 今年12月利用開始の見通し

 鶴岡市がJR羽越本線の羽前大山駅南側にある鶴岡大山工業団地内に整備を進めている「屋内多目的運動施設」が、今年12月から利用開始の見通しとなった。

施設はテニスコート4面に相当する人工芝48メートル×75メートル(3600平方メートル)の広さがあり、屋内型人工芝アリーナのスポーツ施設では県内最大級の規模。設置に関する関係条例の整備を経て、7月から競技大会やイベント開催を皮切りに、段階的に利用予約の受け付けを開始する。

 施設本体は9月末に完成予定で、その後に駐車場など外構工事を進め11月下旬に竣工(しゅんこう)の見通し。12月からの通常利用を前に、試しに利用体験してもらう市民向けプレ利用(無料)の機会を設けることを計画している。

 市議会3月定例会に使用料などを規定する関係条例案を提案。可決されれば、施設を管理運営する指定管理者の公募を行い、6月定例会に上程する運び。利用の予約は、7―8月に競技大会開催など年間利用、9月に各団体による定期利用、11月からは翌月分の利用について受け付けをそれぞれ開始する。利用状況によっては、当日の利用も受け付ける。

 屋内多目的運動施設は、天候や季節に左右されず1年を通してさまざまなスポーツができる環境を整備するもの。市は、関係する競技団体や周辺の地元自治会、地元体育協会などによる「利活用会議」を4月にも立ち上げ、オープン後の施設の有効な利活用について協議していく。

 施設は鉄骨造り2階建て、延べ床面積約5400平方メートル。1階部分がアリーナで、全面に人工芝を張る。硬式・軟式テニスコートは4面、フットサルコートは2面、ゲートボールコートは8面を取ることができ、グラウンドゴルフや軟式野球、ソフトボール、各種軽スポーツを含め多様な競技・レクリエーションに活用できる。天井の高さ(床面から梁(はり)下まで)は8―13メートルある。

 1階にはロッカー室、器具庫、会議室、トイレ、事務室も備え、2階との昇降には階段のほか車いす利用者にも対応するエレベーターを設ける。2階には1周約220メートルの衝撃吸収材使用のウオーキングコースを設ける。駐車場は一般車両約190台、車いす用4台を確保する。昨年4月に着工。総事業費21億5000万円程度と見込んでいる

今年11月完成、12月利用開始のスケジュールが固まった、建設中の屋内多目的運動施設
今年11月完成、12月利用開始のスケジュールが固まった、建設中の屋内多目的運動施設


2021年(令和3年) 2月9日(火)付紙面より

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リモートで真剣勝負 鶴岡市の学生 モルドバ選手 アーチェリー大会で交流

 コロナ禍においてもアーチェリー競技を通じた友好関係を築こうと、東京オリンピック・パラリンピックで東欧モルドバのホストタウンになっている鶴岡市で6日、オンラインで両国をつないだリモート形式での親善大会が開かれた。

 大会はそれぞれ屋内で行われ、鶴岡は小真木原総合体育館を会場に同市内の高校生など約25人、モルドバは東京五輪代表候補選手をはじめとする10―20代の5人が参加。このうち対戦したのは事前に行われた予選会で1・2位通過した各国男女2人ずつ。一対一の真剣勝負に、鶴岡会場では矢が放たれる瞬間を学生が固唾(かたず)をのんで見守り、ど真ん中を射抜くと「ナイスショット」の声が会場内に響き渡った。

 エキシビションマッチではダン・オラル代表候補(24)と、日本体育大2年の照井翔太さん(20)=鶴岡工業高出身=が対戦。モニターの画面に双方の得点が表示されると「おめでとう」などと互いのプレーをたたえ合っていた。

 コロナの影響によって地元鶴岡でリモート授業を受けているという照井さんは「モルドバとの交流事業についてはテレビを通じて知った。相手国の選手とこうして顔を突き合わせたリモート試合は初めてだったがスムーズに進行し、リモートも悪くないと思った。いい交流になった」と話した。

鶴岡市内の高校生が東欧モルドバの代表候補らを相手に、画面越しに一対一で対戦した
鶴岡市内の高校生が東欧モルドバの代表候補らを相手に、画面越しに一対一で対戦した



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