文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2021年(令和3年) 4月14日(水)付紙面より

ツイート

「金メダル」健闘誓う 東京五輪アーチェリー女子出場へ 中村選手が母校鶴工で報告会

 アーチェリー女子で東京五輪に出場する中村美樹選手(28)=鶴岡市在住、ハードオフ=の五輪出場決定報告会が12日、母校の鶴岡工業高校(平山豊校長、生徒546人)で行われ、生徒たちから祝福、激励を受けた。

 中村選手は鶴岡三中でアーチェリーを始め、鶴岡工業高3年次はインターハイ個人3位、日体大2年次は世界室内選手権準優勝、社会人では2017年のワールドカップ団体準優勝など活躍。18年から活動拠点を鶴岡に移し、高校時代から教えを受けていた鶴岡南高教諭の野崎剛コーチと二人三脚で東京五輪出場を目指してきた。先月20、21日、東京・夢の島公園アーチェリー場で行われた東京五輪の最終選考会で2位となり、3位までに与えられる出場権を獲得した。

 この日、母校の体育館で行われた報告会には全校生徒が出席。中村選手が野崎コーチと共に入場すると大きな拍手に包まれた。平山校長が中村選手の経歴を紹介し、「五輪はスポーツをする誰もが夢見る最高の舞台。同じ教室で学び、同じように部活で汗を流した中村さんが出場するのは誠に名誉なこと。活躍を心からお祈りする」と述べた。

 同校スポーツ後援会の佐藤正之会長、城畔同窓会の阿部進会長がそれぞれ中村選手に激励金を贈呈。生徒会の鎌田晏夢副会長(17)=電気電子科3年=が「中村選手の五輪での活躍を信じている」と激励、アーチェリー部の白幡侑大部長(17)=情報通信科3年=が「本番で最高のコンディションで臨めるよう、鶴工生一同応援している」と花束を中村選手に贈った。

 中村選手は「五輪出場の夢を追ってアーチェリーを続けてきた。それが実現しうれしく思う。海外の強い選手と対決し、実力を発揮しないといけない。有言実行できる選手として、金メダル獲得を目指して頑張る。獲得したらまたここに報告にきたい」と健闘を誓った。

 最後は勇壮な太鼓の音とともに応援団5人が登場。五十嵐透也団長(17)=情報通信科3年=の指揮で生徒たちが校歌を斉唱した後、五十嵐団長が中村選手に向かい、「フレー、フレー、中村」とエールを送り、「東京五輪でのメダルを期待している」と激励。中村選手は決意を新たにするように表情を引き締め、深く一礼した。

応援団からエールを送られる中村選手
応援団からエールを送られる中村選手

報告会を終え、生徒たちの拍手に送られ、花束を手に退場する中村選手
報告会を終え、生徒たちの拍手に送られ、花束を手に退場する中村選手


2021年(令和3年) 4月14日(水)付紙面より

ツイート

地域づくりの学び深める決意 東北公益文科大 計246人入学式迎える

 東北公益文科大学(酒田市)の2021年度入学式が12日、酒田市の公益大公益ホールで行われた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で昨年は中止となったため2年ぶりの開催。公益学部241人、大学院修士課程4人、同博士後期課程1人の計246人が学びを深める決意を新たにした。

 入学式では新入生読み上げに続き、神田直弥学長が「新型コロナの問題を考えることで、幅広い視野の必要性や合意形成の重要性が見えてくる。自由な発想で思索し、自立した生き方を考える無限の可能性のある4年間。支援体制が整っている公益大で達成感・充実感のある学生時代をすごしてほしい」と式辞を述べた。

 新田嘉一理事長(平田牧場グループ会長)は、新型コロナの収束を待って海外留学・沖縄ウインターキャンプへの積極的な挑戦、トップセミナーや客員教授による特別講義の受講、地元経営者の「かばん持ち」を体験する社長インターンシップへの参加を呼び掛けた上で、「今後の人生を決定づける貴重な4年間、さまざまな経験をすることが大切。何か一つでも誰にも負けないということを身に付けて。教職員一体となって皆さんの頑張りを応援していく」と歓迎のメッセージを送った。

 学部新入生を代表し佐藤真純さん(18)=宮城・古川学園高出身=が「魅力ある地域づくりの手法や政策について学びを深め、私たちにできることを考えたい。海外留学にも挑戦して広い世界を実際に見ることで、語学力はもちろん、多角的な視野を身に付けたい。公益大の学生であることに誇りを持ち、自然あふれる地域に開かれたキャンパスで学びを重ねていく」、大学院入学生代表の丸藤一貴さん(33)=酒田市在住、市職員=は「政策立案や公共経営のための必要な専門知識を身に付けるとともに、多様な個人・組織との対話による合意形成のスキルを習得することで、地域の課題解決に積極的に取り組んでいける人材になることを目指す」とそれぞれ決意を述べた。

学部新入生を代表し決意を述べる佐藤さん(左)
学部新入生を代表し決意を述べる佐藤さん(左)



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

 
■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

Loading news. please wait...

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field