2021年(令和3年) 4月16日(金)付紙面より
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新型コロナウイルスのワクチン接種に関する鶴岡市と三川町の合同会議が14日、鶴岡市役所で開かれ、65歳以上の集団接種のスケジュールを固めた。両市町とも今月23日に対象者に接種券を発送し、市は5月19日―8月8日、町は5月30日―7月29日に実施する。16―64歳の一般の接種開始時期は8月ごろを想定し、完了時期は年明けになると見込まれている。
病院や高齢者施設などでの先行接種を含む65歳以上の対象者は鶴岡市が約4万5600人、三川町は約2500人。集団接種は市が朝暘武道館を中心に、藤島体育館、羽黒体育館、櫛引スポーツセンター、朝日スポーツセンター、温海ふれあいセンターの6カ所で、計60日間の日程で実施。町はなの花ホールで6日間の日程で行う。集団接種会場へ出向く際、自動車などの運転ができず家族などによる送迎も困難な人のために、バス運行による送迎支援も実施する。
接種券発送後の集団接種の予約は、コールセンターかインターネットで申し込む。受け付け開始は鶴岡市が今月28日で、電話番号は(0120)125226、三川町は26日からで電話番号は(0120)752770。鶴岡市内の15医療機関では5月24日から、通院治療中の人などを対象(一部は通院中以外の人)に個別接種も行う。
一方、65歳以上の高齢者以外の人への接種開始は、8月以降を見込んでいる。鶴岡市の場合、16―64歳の一般の対象者が約5万3000人おり、土日曜の集団接種や職域単位での接種、実施医療機関拡大による個別接種などの方法を検討していく。個別接種医療機関の拡大については、ファイザー社製以外のワクチン供給も視野に入れて検討する。
2021年(令和3年) 4月16日(金)付紙面より
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鶴岡市立荘内看護専門学校(鈴木聡校長)の入学式が15日、市立荘内病院講堂で行われ、第48回生の20人が看護の道を目指し、勉学に励む決意を新たにした。
1950年に創立され、3年制で看護師国家資格の取得を目指す学校。本年度の新入生の出身地別内訳は鶴岡市14人、酒田市、庄内町各2人、山形市、真室川町各1人。入学式は新型コロナを踏まえ保護者は出席せず、新入生と在校生1人、教職員幹部ら約40人と規模を縮小して開いた。
鈴木校長は式辞で「人の内面の勉強こそが本校で学んでほしい大きなテーマの一つ。知識、技術の習得とともに、心を学び、豊かな感性を磨き、心の優しい看護者に育って」、皆川治市長はあいさつで「看護の技術と知識を学び、患者の心に寄り添う看護師になって」とそれぞれ激励した。
在校生代表の鶴巻奈那美さん(20)=3年生=が「新型コロナなどの不安もあると思うが、私たちがサポートする。一緒に理想とする看護師像を目指し頑張ろう」と歓迎の言葉。新入生代表の日向麗華さん(30)=鶴岡市=が「常に学びの心を忘れず、信頼される看護師を目指す。努力を惜しまず学業に励む」と誓いの言葉を述べた。