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2021年(令和3年) 4月22日(木)付紙面より

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鶴岡「いこいの村公園」チューリップ見頃 市民の思い結実かれんな花咲く 24日に開園式ヤマザクラ記念植樹も

 鶴岡市千安京田の「いこいの村公園」のチューリップが見頃を迎えた。鶴岡市が旧いこいの村庄内の跡地を再活用、チューリップ観賞や森林浴が楽しめるよう整えたもので24日(土)に開園する。

 鶴岡市では、2019年度から旧いこいの村庄内の跡地約10ヘクタールの活用方法について自然愛護団体や観光協会、地元関係者らと話し合いを重ねてきた。「散策やチューリップの観賞が楽しめる公園として活用することが望ましい」という意見が多く、市民団体「庄内チューリップ倶楽部」の協力を得ながらチューリップ畑などを整えてきた。名称は市民に最も親しみのある「いこいの村」を残して「森林公園いこいの村公園」とした。

 このうちチューリップ畑には約150種、4万5000球が植えられ、「パレード」や「ソルベット」「ワールドファイヤー」などがかれんな花を咲かせている。24日の開園式には、皆川治鶴岡市長ら関係者が集まり、テープカットやヤマザクラ(3本)の記念植樹を行うなど開園を祝う。

見頃を迎えた「いこいの村公園」のチューリップ=20日
見頃を迎えた「いこいの村公園」のチューリップ=20日


2021年(令和3年) 4月22日(木)付紙面より

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ドールハウス 致道博物館へ寄贈 礒貝さんの未完の遺作

 ミニチュアドールハウスの国内第一人者、礒貝吉紀さん(1933―2011年)の作品「テレビ局のスタジオ」(仮称)と、礒貝さんがアトリエで使用していた制作用の机が20日、礒貝さんの妻・三枝子さん(86)=東京都文京区=から鶴岡市の致道博物館(酒井忠久館長)に寄贈された。

 テレビ局のスタジオは、都内の民放テレビ局に勤務していた礒貝さんが、テレビ草創期のスタジオの時代劇ドラマの制作現場を実際の12分の1のスケールで再現した作品で、闘病中に3年ほどかけて手掛けていた未完の遺作。スタジオのカメラやモニター用テレビ、マイクなどの機材、あんどんやついたて、三味線、食器類などの小物類、家具や障子、ふすま、壁の大道具類など約780点で構成されている。忠実に縮尺された微細で精巧な作りで、目を見張る出来栄え。木製の机は彩色用の小筆やカッター、ピンセットなど制作用具とセットになっている。

 いずれも2月19日―今月20日に同博物館で開催された展示会「礒貝吉紀ドールハウスの魅力」で初公開された。

 贈呈式が展示会場の作品の前で行われ、三枝子さんが酒井館長に寄贈目録を手渡した。三枝子さんは「主人が闘病を押して最後に手掛けた未完の作品を、こんなに素敵に展示していただいて感無量。これからもかわいがっていただければ」と話し、酒井館長は「今後も計画的に作品の数々を皆さんに公開し、礒貝さんが遺したドールハウス文化を広める一翼を担っていきたい」と感謝の言葉を述べた。

 礒貝さんの作品の大半となるドールハウス34作品は2017年5月、酒井館長と天美さん夫妻と三枝子さんとの交流を縁に致道博物館に寄贈された。今回の展示会で全作品が展示され、大勢の来場者で人気を博した。

致道博物館に寄贈された礒貝さんの未完の遺作「テレビ局のスタジオ」(仮称)と三枝子さん=20日、同博物館の展示会場
致道博物館に寄贈された礒貝さんの未完の遺作「テレビ局のスタジオ」(仮称)と三枝子さん=20日、同博物館の展示会場



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