文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2021年(令和3年) 4月25日(日)付紙面より

ツイート

ひと 「一以貫之」地域住民の期待に応えたい

酒田警察署の新署長 塚本 憲明(つかもと のりあき)さん

 今年3月、県警察本部警務部参事官兼監察課長から酒田署長に。初任地の鶴岡署はじめ庄内地方は5回目の赴任ながら、酒田は初めて。「自然が豊かで歴史が深く、食べ物がおいしい」と話す。

 警察官だった父親の背中を見て育ち、迷うことなく1984年、県警巡査を拝命。以来、主として刑事畑を歩んできた。記憶に残る事件に関して「加害者も刑期を終え社会復帰しており、被害者も悲しい思いが残る。担当した事件を公開し、いたずらに当時のつらい気持ちを思い出させたくない。捜査も一人でやったわけではないので、自慢げに話すことはできない」と。

 着任時の訓示では、▽県民の安全安心を最優先、県民の視線で真剣に努力を▽県民の期待を裏切らない組織づくり▽県民のための組織で県民のための仕事を―の3点を説き、「交通や生活の安全に向けた一生懸命なボランティアに助けられ、警察活動ができていることに感謝」と話す。酒田・遊佐両市町の治安を守るため、「地域住民の期待に応えていきたい」とあらためて気を引き締めた。

 天童市出身、県立山形中央高卒。趣味はウオーキングと歴史探訪。小学5年に始めた剣道は六段の腕前。その土地の道場に出向き師範に手合わせしてもらうのが楽しみという。座右の銘は「一以貫之」で、「一つの思いを曲げずに貫き通す。ふらふらしない。有言実行」と。1女2男は独立、妻と酒田で暮らす。55歳。

画像(JPEG)


2021年(令和3年) 4月25日(日)付紙面より

ツイート

コロナ拡大阻止へ共同宣言(酒田)行政や医師会など一丸安全対策徹底呼び掛け

 酒田市内で新型コロナウイルスの感染が急増傾向にあることを受け、丸山至市長ら5人は23日、感染拡大阻止に向けた6項目から成る共同宣言を発表した。手指消毒の徹底、不織布マスクの着用などを広く市民に呼び掛けている。

 市内の保育施設でクラスター(感染者集団)が発生するなど、同日までの直近1週間で21人の新規感染を確認。市教育委員会によると、感染が確認された生徒が通う中学校2校が現在、休校しているという。21人という数は、昨年12月上旬に市内の病院でクラスターが発生した際の23人に次ぐ多さ。間もなく大型連休が始まることから市民が心ひとつに総力を挙げ、この難局を乗り越えようと共同宣言をまとめた。

 丸山市長と共に名を連ねたのは、小松原俊市議会議長、鈴木和仁市教育長、佐藤顕酒田地区医師会十全堂会長、島貫隆夫日本海総合病院長。宣言では▽手指消毒の徹底と小まめな換気の励行▽不織布マスクの着用▽体調がすぐれない場合の早期受診▽会食はいつも一緒にいる人と短時間で▽県境をまたいだ移動の自粛▽事業者は休暇取得への理解を―の6項目を市民に呼び掛けている。

 同日午後、丸山市長と小松原議長、鈴木教育長、佐藤会長が臨時の会見を開催。丸山市長は「世代を問わず感染者が出ていることに危機感を持っている。今が正念場。6項目を市民から理解してもらい、これ以上は広がらないよう市を挙げて取り組んでいきたい」と話した。また、酒田まつり(来月19、20日)をはじめとした開催予定のイベントについても言及し、「今後の感染状況によっては中止も視野に判断したい」と語った。

 佐藤会長は「昨年12月のクラスターは発生箇所が限定的だった。今回は多岐にわたり、幅広く感染が広がっている。気を引き締めて感染予防の基本を忠実にやり抜き、拡大を阻止しなくては」と述べた。

 一方、市は「STOP差別・偏見」と題したメッセージも発表、「感染した人や家族、医療従事者への差別・誹謗中傷はあってはならないこと。このような心無い言動は過度な不安をあおるだけでなく、感染拡大防止の妨げになる」「不確実な情報に惑わされることなく、冷静な行動を」と訴えている。

会見で共同宣言について述べる(左から)鈴木教育長、小松原議長、丸山市長、佐藤会長
会見で共同宣言について述べる(左から)鈴木教育長、小松原議長、丸山市長、佐藤会長


2021年(令和3年) 4月25日(日)付紙面より

ツイート

“入れ食い状態”に歓声 由良「海洋釣り堀」今季営業スタート

 鶴岡市由良の「海洋釣り堀」が24日、今シーズンの営業を開始した。家族連れや若者たちのグループが足を運び、ギンザケなどを釣り上げ、歓声を上げた。

 釣り堀は1978年、市が白山島の海岸に開設した。広さ約800平方メートル。2017年9月からは由良自治会の活性化委員会(遠藤米太郎会長)が、地元漁業者などと連携し運営している。

 昨年はコロナ禍で5月下旬の営業開始だったが、今年は例年通り大型連休前のオープン。感染予防のため、最大入場者を40人までに絞り、午前9時、同11時半、午後2時からそれぞれ2時間程度で入れ替える入場制限を実施する。

 初日はギンザケ2000匹程度をはじめ、ニジマス400匹ほどが放流され、“入れ食い状態”。30センチほどのギンザケを釣り上げると、「やったー」と声を上げ写真に収める家族連れもいた。

 山形市から子ども連れの一家4人で訪れた会社役員の村上剛さん(46)は「昨年10月の最終日に来たら、全く釣れなかった。リベンジしようと、湯野浜温泉に泊まってオープン時間に合わせてきた。いっぱい釣れて子どもたちが喜んでいるのを見ることができ、うれしい」と話した。当面は土日祝日のみ午前9時―午後5時で営業し、大型連休中と海水浴期間は毎日営業する。入場料は高校生以上1200円、中学生以下600円、見学100円。問い合わせは同釣り堀=電0235(73)2666=へ。

オープンした由良海洋釣り堀。初日は入れ食い状態で来場者は大喜び
オープンした由良海洋釣り堀。初日は入れ食い状態で来場者は大喜び



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

 
■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

Loading news. please wait...

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field