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2021年(令和3年) 6月1日(火)付紙面より

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友好都市盟約40周年 (鶴岡市 江戸川区) さらなる交流誓い合う オンライン記念式典

 戦時中の学童疎開が縁で友好都市となっている鶴岡市と東京都江戸川区の友好都市盟約40周年記念式典が31日、オンラインで行われ、皆川治鶴岡市長、斉藤猛江戸川区長ら両市区の関係者がさらなる友好交流への決意を新たにした。

 太平洋戦争末期の1944年8月?45年11月にかけ、江戸川区の小学3―6年生4388人が鶴岡市(旧町村部含め)に疎開し、中心市街地や温泉街などで過ごした。その後、交流が進展し、81年5月25日に友好都市の盟約を締結、スポーツや文化、祭事など多面的に交流を続けている。

 式典はコロナ禍を踏まえ、鶴岡市役所と江戸川区役所をオンラインで結び開催。鶴岡側が皆川市長や本間新兵衛市議会議長ら5人、江戸川側が斉藤区長や福本光浩区議会議長ら4人が出席した。

 あいさつで皆川市長は「40周年を契機に、これまで両都市が育んできた文化、教育、経済交流の一層の発展を図りつつ、コロナ禍を共に乗り越え、本市の強みでもある森を育む活動や森林資源を活用しやすい環境づくりなど、未来志向の新たな都市交流にも取り組みたい」、斉藤区長は「疎開時の小学生は鶴岡市民の温かさに支えられて過ごし、区民はその恩を決して忘れない。区民にとって鶴岡は第二のふるさと。40周年を機に、両市民の心の絆が広がり、友好の輪が広がるように願う」と述べた。

 本間、福本両議長の祝辞に続き、記念品交換として、お互いに事前に送っていた鶴岡のキビソのタペストリー、江戸川の木目込み人形が披露された。また、記念映像として、鶴岡江戸川交流合唱団(滝沢元会長)の34人が5月22日に荘銀タクト鶴岡で収録した混声合唱曲「みやこわすれ」などの歌曲、江戸川区が編集した「鶴岡市・江戸川区 友好の歩み」が配信され、交流の歴史を振り返り、さらなる友好への決意を新たにした。

式典終了後、江戸川の関係者が映るモニターを囲み、鶴岡の関係者が記念撮影
式典終了後、江戸川の関係者が映るモニターを囲み、鶴岡の関係者が記念撮影


2021年(令和3年) 6月1日(火)付紙面より

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第65回酒田市民芸術祭 節目の祭典実施決める (芸文協総会) 9月12日開幕、コロナ禍も成功へ決意

 酒田市芸術文化協会(工藤幸治会長、加盟49団体7個人3支部)の本年度総会が29日、市総合文化センターホールで開かれた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴って昨年度は中止した、今年で65回の節目を迎える市民芸術祭を9月から来年1月にかけて実施することを決めた。開幕式典・公演は9月12日(日)に同市の希望ホールで開催。節目を祝う記念事業として山形市出身の女優・演出家、渡辺えりさんによる講演会を同19日(日)に行う。

 本年度の市民芸術祭は総会当日現在、50事業(酒田33、八幡5、松山3、平田9)を実施予定。これまで継承してきた酒田の文化芸術をさらに進化させ、完成度の高い発表を目指す。9月12日の開幕式典・公演は午後1時から。市芸文協功労者表彰に続き、同市出身の詩人・吉野弘さん(1926―2014年)をテーマに、国立音楽大客員教授など務めている工藤俊幸さん(同市出身)の指揮、酒田フィルハーモニー管弦楽団の演奏で、市芸文協加盟合唱団の団員らで組織する市民芸術祭祝祭合唱団が歌声を披露する。希望ホールホワイエでは写真、ステンドグラス、生け花などの展示もある。

 渡辺さんを招く記念講演は9月19日午後2時から希望ホールで。詳細は市広報7月1日号に掲載予定という。

 一方、市芸文協の本年度事業計画では、「文化芸術を通して市民が郷土への愛着と誇りを持てる『酒田らしさの創造』」を基本目標に掲げ、地方文化の向上や文化芸術に対する市民の理解と関心の醸成などを図ることにした。

 工藤会長は「新型コロナとの闘いは続くが、さまざまな工夫を凝らし、チャレンジ精神を持って互いに協力し合い、65回という節目を迎える芸術祭を成功させたい。安全・安心に配慮し活動を展開していこう」と、総会に出席した加盟団体代表ら約60人に呼び掛けた。

市民芸術祭開催などを決めた酒田市芸文協の総会
市民芸術祭開催などを決めた酒田市芸文協の総会



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