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2022年(令和4年) 2月8日(火)付紙面より

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技術生かしプログラム構築 公益大・ジュニア ドクター鳥海塾 受講生がオンラインで報告

 庄内地域、秋田県南地域の小・中学生を対象として、これからの科学技術をけん引する人材の育成を狙いに酒田市の東北公益文科大学(神田直弥学長)が開講した教育プログラム「ジュニアドクター鳥海塾」の成果報告会が5日、公益大と受講生の自宅などを結んでオンラインで行われた。昨年8月以降、公益大教員らの指導で学んだ技術を生かして構築した各種プログラムを1期生40人が10班に分かれて披露した。

 科学技術イノベーションをけん引する傑出した人材の育成に向け、意欲があり、能力の高い小・中学生を発掘し、その能力を伸ばすことを目的にした、科学技術振興機構(JST)の支援制度「ジュニアドクター育成塾」に、公益大が応募した「鳥海山の頂から世界をめざせ!地域の未来を情報技術で切り拓(ひら)くジュニアドクター育成塾(科目名・ジュニアドクター鳥海塾)」が選定された。

 これを受け公益大が受講生を募集したところ、70人ほどの応募があり選考の結果、小学5―中学3年計40人が第1期生に。昨年8月以降、情報技術やコンピューターを使いこなすため、まずは広瀬雄二公益大教授(情報処理)の指導でプログラミングの基礎知識を習得。その上で公益大の教員の講義、学生の助言を受けながら心理学、観光、宇宙など幅広い分野への関心を深めてきた。

 この日は、班単位で▽アニメをジャンル別や人気順に検索できるプログラム▽残り物を使う料理を表示して食品ロスを無くすプログラム▽クイズを通して知識を深めるプログラム▽晩ご飯のレシピ解決プログラム―など、これまでの学びで得た知識を活用して自らプログラミングした成果を紹介。このうち「カロリー計算プログラム」は、摂取した飲み物の種類・杯数(200ミリリットル換算)を入力すると、自動でカロリーが表示されるもの。手掛けた受講生たちは今後の課題として「一日の推奨摂取量を提示してくれる機能も追加したい。プログラミングコードの簡略も図れたら」と述べた。

 JSTによる選定期間は本年度から5カ年。公益大では新年度、第2期生を募集する予定。

鳥海塾受講生たちがオンラインで学びの成果を報告
鳥海塾受講生たちがオンラインで学びの成果を報告



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