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荘内日報ニュース


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2022年(令和4年) 3月4日(金)付紙面より

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異分野と“知”の結合 若手社員派遣通じ人材育成 慶應先端研と三井住友信託銀行が連携協定

 慶應義塾大先端生命科学研究所(冨田勝所長)と三井住友信託銀行(東京、大山一也社長)は2日、社会課題の解決に向けた包括連携協定を結んだ。共同研究や先端研への若手社員の派遣を通じて、人材育成を進めていく。

 三井住友信託銀行は「社会的・経済的価値創出の両立」を経営の根幹に掲げ、企業のスタートアップ支援や課題解決力のある人材の育成などに力を入れている。

 今回の協定は▽イノベーション(技術革新)創出人材の育成とイノベーションの事業化プロセスの研究▽相互のネットワークを活用した、産学連携による社会的価値の創出▽信託や金融スキームを活用した研究実装化・事業化に向けた取り組みの促進▽産業創出などによる地方創生、地域社会の活性化―などを目的とする。

 同社で公募した若手社員1人が4月から慶應大大学院政策・メディア研究科修士課程に就学。自由に課題を設定して先端研と共同で研究を進めていく。

 締結式が鶴岡市の先端研究産業支援センターで行われ、冨田所長と大山社長がそれぞれ協定書に署名した。冨田所長は「未来はどのような人材を輩出していけばいいのか、会社の利益の先を意識し長い目でこの連携を深めていけたら」、大山社長は「すぐ仕事に役立つ知識だけでなく、物事の本質を学ぶ機会を社員に提供していきたい。異質な分野の“知”の結合で、新たなイノベーションを生み出せることを期待している」と語った。

 先端研は2018年から保険や情報システムなど大手企業と人材育成などに関する包括的な連携協定を結んでおり、今回が6社目。これまでに各企業から約10人が派遣されている。

協定書に署名した冨田所長(左)と大山社長
協定書に署名した冨田所長(左)と大山社長


2022年(令和4年) 3月4日(金)付紙面より

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“春告げ梅”開花!! 鶴岡市の大寶館前昨年より9日遅く

 「桃の節句」の3日、鶴岡市の大寶館前にある“春告げ梅”が開花しているのが確認された。昨年より9日遅い開花だが、平年並みという。

 鶴岡公園内に植えられている計24本の梅のうち、大寶館前のお堀沿いの紅梅4本は市内で最も早く咲くとされている。例年の開花時期は2―3月。早い時は1月に咲く年もあるという。

 この日午前8時半ごろ、出勤してきた職員が同館西側の木で5輪ほど開花しているのを見つけた。曇天の下、強い風に吹かれながら赤く染まった花が凛と咲いていた。

 同館文化財保護指導員の本間葉子さん(64)は「春告げ梅が開花し、つらかった庄内の冬が明けたような晴れ晴れとした気持ち。コロナ禍が続いているが、少しでも出掛けられるきっかけになれば」と話した。

大寶館前の「春告げ梅」が開花した=3日午前10時ごろ
大寶館前の「春告げ梅」が開花した=3日午前10時ごろ


2022年(令和4年) 3月4日(金)付紙面より

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《ひと》地元への愛着原動力に汗かく

荘内銀行頭取に就任する
松田 正彦(まつた まさひこ)さん

 荘内銀行が1日に発表したトップ人事で、田尾祐一頭取の後任として記者会見に臨んだ。「頭取という責任の大きさに身の引き締まる思い。営業の最前線にいても、本部業務を担当していても常に『古里・山形のために』を信念に、金融分野から地域発展に貢献したいという思いで仕事をしてきた。今後は県全体や営業エリアを広く見渡し、専任の頭取として汗をかきたい」と抱負を述べた。

 鶴岡市出身。鶴岡南高、慶應義塾大法学部を卒業後、1990年4月に荘内銀行へ入行した。2006年から企画部長として荘内銀行と北都銀行(秋田県)を傘下とするフィデアホールディングス(HD)の立ち上げに尽力。18年から荘内銀行の取締役常務執行役員に就き、フィデアHDの常務執行役も務めた。

 地方銀行のトップとして大切にしたいことは「地方創生、法人・個人一体型のコンサルティング営業の深掘り、人財の3つ」と話す。「地域金融機関の存在意義は地域の発展と共にある。産学官金の連携を深めながら地方創生に貢献したい。また、コンサル営業のレベルアップに向け人材育成に注力する。そして地銀にとって何より大切なものは人財。行員が明るく楽しく、モチベーションを高く保ちながら働ける職場環境づくりを進めたい」。

 4月1日に就任すると東北地方の地銀で最も若い頭取となる。「54歳だが若手という響きは初心に帰らせてくれる。若手ならではの行動力と発想力で、地元への愛着を原動力に働きたい。既存の顧客との関係をさらに発展させ、新たな顧客とのつながりも広げていく。悩みや課題、夢、希望を共有し、一緒に考える銀行でありたい」と熱意を見せた。

 「あせらず、くさらず、あきらめず」が信念。「どんな仕事でもこつこつと。失敗してもくよくよせず続けることが大事」と話す。子どもの頃から運動が好きで、小学生時はサッカーや水泳、卓球などに親しみ、中学から大学まではバスケットボールを続けた。「今は運動といえばゴルフぐらいだが10キロぐらいは歩く。汗を流すのが一番のストレス発散」と笑う。娘2人は独立し、現在は鶴岡市の自宅で妻と2人暮らし。

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