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2022年(令和4年) 5月25日(水)付け紙面より

仙台―バンコク再開目指す みちのくインバウンド推進協議会 本年度中チャーター便を運航

 東北地方で観光に携わる関係者らで組織する「みちのくインバウンド推進協議会」(熊谷芳則理事長)の本年度総会が23日、酒田市のホテルリッチ&ガーデン酒田で開かれ、事業計画など計5議案を承認。インバウンド受け入れ再開に向けた国の動向を見据え、新型コロナウイルス感染拡大に伴う需要減退で経営破綻したものの、国営企業として復調しつつあるタイ国際航空(タイ・バンコク)による仙台―バンコク間の定期便再開を目指すため、まずはチャーター便を本年度中に運航することなどを決めた。

 協議会は、東北地方へのインバウンド増に向け、広域観光ルート開発などを進めようと、熊谷理事長(ホテルリッチ酒田社長)らが2015年に設立。北海道枝幸町のホテル総支配人としてタイ人観光客を急増させた河野裕喜さんをシニアアドバイザーに迎え、タイを中核とした東南アジアからのインバウンドに注力している。 

 協議会の働き掛けなどもあり、タイ国際航空は2019年10月29日からバンコク―仙台便を週3便、300人乗り機材で就航。就航から12月31日までの約2カ月間の搭乗率はバンコク発が86%、仙台発が81%と高水準で推移。多くの予約を受注していたもののコロナ禍以降、全てキャンセルとなって定期便自体も運休となった。同社は経営破綻し現在、国営企業として運航を継続している。

 この日は正・賛助会員ら約50人が出席。本年度の事業計画では▽タイ国際航空定期便の再開に向けた活動▽チャーター便の企画立案と実施▽各地域支部の設立、観光人材の育成―を掲げた。このうち仙台発着定期便の再開について、主要路線の東京、大阪に次いで地方空港の中でいち早く就航させるため再度、協議会を挙げて積極的な取り組みを展開する。その一環として今秋以降、280人乗り機材を使用したチャーター便を運航したい考え。「北海道や九州でもチャーター便運航を目指しており、東北・仙台が最初に実施できるようにしたい。理想は紅葉の季節の実施」(河野さん)という。

 熊谷理事長は「人口減少が続く中、交流人口を増やしたい。そのためにもインバウンド受け入れは欠かせない大きな事業。受け入れ態勢を整えるとともに、いち早いチャーター便運航で印象を良くし再度、定期便化を図っていきたい」と述べた。

事業計画などを決めたみちのくインバウンド推進協議会の本年度総会
事業計画などを決めたみちのくインバウンド推進協議会の本年度総会



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