2022年(令和4年) 8月5日(金)付紙面より
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第104回全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選会が3日、大阪市内で行われ、49代表の対戦相手が決まった。山形県代表で3年ぶり7度目出場の鶴岡東は大会2日目・7日(日)の1回戦第3試合で広島県代表の盈進(えいしん)と対戦する。
対戦相手が決まった鶴岡東の佐藤叶人主将(3年)は「どんな相手でも自分たちの野球をするだけ。守りからリズムをつくって一点一点積み重ねていきたい」、盈進の朝生弦大主将(3年)は「いよいよ甲子園が始まる、というワクワクとした気持ち。先を見ずに一戦必勝で試合に臨みたい」とそれぞれ抱負を語った。
盈進は、1904年に設立した私立で生徒数は801人。野球部は21年に創部した。部員数は77人。広島大会では準々決勝で呉港を4―3、準決勝で近大福山を5―0、決勝で尾道を9―4で破り、48年ぶり3度目の夏の甲子園出場を決めた。
主戦は右腕の向井勇投手(3年)。広島大会では全7試合中6試合に登板した。34回3分の1を投げ、被安打22、失点は8。安定した投球を見せた。準決勝と決勝で向井投手を救援した寺田大和投手(3年)の存在も大きい。
打線は上位から下位まで切れ目がない。広島大会のチーム打率は3割8分1厘。
3番・秋田浩侑遊撃手(3年)は広島大会で16安打10打点と打線を引っ張った。4番・杉浦和宏三塁手(3年)は「つなぎの4番」としての役割もこなす。
鶴岡東の先発はエース番号を背負う小林廉投手(3年)か。最少失点に抑え、打線の奮起に期待したい。
開会式は6日午前9時から兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で行われる。開幕日を除く試合開始時間は第1試合が午前8時、第2試合が同10時半、第3試合が午後1時、第4試合が同3時半を予定する。