文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2022年(令和4年) 2月16日(水)付紙面より

ツイート

一般会計558億1000万円 駅周辺整備や体育館大規模改修(酒田市22年度当初予算案)20年度に次ぐ過去2番目の規模

 酒田市は14日、2022年度当初予算案を発表した。一般会計は21年度当初に比べて0・1%(8000万円)増の558億1000万円。JR酒田駅周辺整備、市国体記念体育館の大規模改修といった事業がある上、市役所機能をオンライン上で完結することを目指すポータルサイト「市民マイページ(仮称)」の構築、ふるさと納税推進事業の拡充などに取り組むことから、過去最大だった20年度当初に次ぐ規模となった。

 一般会計の主な歳入を見ると、市税は21年度当初比1・8%増の130億4200万円。個人市民税は1・0%増の42億7700万円、固定資産税は0・1%増の58億3900万円、法人市民税は21・1%増の10億2500万円を見込む。地方交付税は7・8%増の145億9000万円。うち普通交付税は7・8%増の133億4000万円。国庫支出金は8・7%減の62億7600万円、県支出金は4・0%増の39億7800万円。借金に当たる市債は20・1%減の44億6900万円。基金取り崩しなどによる繰入金は9・6%減の25億6400万円。

 歳出を性質別に見ると、義務的経費が0・9%減の247億700万円。内訳は、人件費が1・5%減の76億3000万円、保育所入所など扶助費が0・6%減の94億9600万円、借金返済に充てる公債費は0・8%減の75億8100万円とした。一方、投資的経費は19・5%減の41億2300万円。酒田地区広域行政組合消防本部・本署庁舎や酒田商業高校跡地の整備といった大型事業が終了したことから大幅に減った。

 22年度末の市債残高見込みは、21年度末見込みより4・7%(28億4300万円)減の579億3200万円。合併特例債は22年度の借入見込みが3億6700万円、同年度末発行可能見込額は5億2000万円となる。貯金に相当する各種基金のうち主となる財政調整基金の22年度末残高は本年度末より12・2%減の28億6800万円を見込む。

 予算編成にあたって丸山至市長は▽カーボンニュートラル社会の実現への貢献▽コロナ禍から得た教訓を活(い)かすまちづくり▽社会包摂による共生社会の実現▽市民に優しいデジタル変革(DX)の推進―の4項目を重点施策に掲げたとし、「大型の建設事業は減った。DX戦略を作って2年目となり、関係する事業を大きな柱として据えた。23年度以降に新たな大規模事業が出てくる可能性があり、それに備え、健全財政を維持するため基金積み立てを行った」と述べた。

 主な事業は次の通り。(新=新規)

 ▽駅周辺整備事業3億4066万円(利便性や街並み景観の向上に向けた酒田駅前広場の整備)▽DX事業1億7440万円(市民と市とのコミュニケーション窓口となる「市民マイページ(仮称)」の構築。行政手続きのオンライン化推進)=新▽観光戦略・インバウンド推進事業1842万円(インバウンド受け入れ態勢の整備によるコロナ禍後の誘客。酒田版DMOの設立準備)▽サテライトオフィス等整備支援事業2200万円(新たな人の流れを創出するため市内でサテライトオフィスを整備する事業者などに整備・運営経費を支援)=新▽飛島地区無線LAN環境整備事業246万円(光ファイバー網整備に伴う飛島のWi―Fi環境整備)=新▽耕畜連携推進事業1961万円(もみ殻需給のための機械導入支援。牛尿液肥の水田活用推進のための実証などへの支援)=新


2022年(令和4年) 2月16日(水)付紙面より

ツイート

一部が氷瀑化 幻想的姿見せる 酒田市升田名瀑「玉簾の滝」

 酒田市の升田の名瀑「玉簾(たますだれ)の滝」の一部が氷瀑化し幻想的な姿を見せ、訪れた人たちを楽しませている。

 玉簾の滝は落差約63メートル、幅約5メートル。弘法大師が命名したと伝えられ、かつては山岳宗教の修験場だったという。現在は同市を代表する観光スポットの一つとなっている。

 駐車場から、約1・5メートル積もった雪の間に作られた道を進み、御嶽神社から奥に進むと突然視界が開け、周囲が凍り付いた滝が姿を現す。14日は穏やかな日が差す好天となり、同市から小旅行で訪れたという30代の夫婦は「ひんやりとした空気の中、氷を見たり水の音を聞いたりすると心が穏やかになる。確実に春に近づいているなと実感する」と話し、幻想的な雰囲気の中、スマートフォンで動画を撮ったり、滝をバックに記念撮影するなどしていた。

 まん延防止等重点措置の適用で延期となっていた氷瀑の玉簾の滝のライトアップが今月26(土)、27(日)の両日予定されている。時間は午後6時―同9時。

一部氷瀑化した玉簾の滝=14日正午ごろ
一部氷瀑化した玉簾の滝=14日正午ごろ



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

 
■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

Loading news. please wait...

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field