2023年(令和5年) 2月7日(火)付紙面より
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鶴岡市下川の善寳寺(水口道雄住職)で4日、立春恒例の「お水取り式」が行われた。市内外から訪れた参拝者が家内安全や無病息災を願いながら貝喰(かいばみ)の池に流れる龍王沢から清水をくみ、守護神の龍神へささげた。
同寺「奥の院」のそばにある龍神堂で祈祷(きとう)を受けた参拝者たちは、裏手の龍王沢に移動し、ひしゃくで滴りを受けて朱色の樽(たる)に入れ、手を合わせていた。
「立春」とはいえ貝喰の池の水面は、ほとんどが氷や雪で覆われ、参拝者は真っ白な雪を踏みしめて奥の院に向かった。
清水がくみ集められた朱色の樽は僧侶たちが担ぎ、参拝者を伴い行列をなして、本堂へと運ばれた。龍神へささげた後は、立春大祈祷が行われた。