2023年(令和5年) 2月8日(水)付紙面より
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来月19日(日)に石川県金沢市内で開かれる「第25回日本太鼓ジュニアコンクール」に、本県代表として酒田市の「太鼓道場風の会ジュニア『雷神組』」(村上瞭太リーダー、10人)が出場する。昨年10月に庄内町で行われた県大会で優勝して全国コンクールへの切符を手にしたものでメンバーらが6日夕、市役所を訪問し丸山至市長に活躍を誓った。
風の会ジュニアは2012年に結成。現在は小学1―高校3年の男女24人が所属し、中学・高校生による「雷神組」、小学生の「風神組」の2チームに分かれて週2回の練習を重ね、市内外のイベントで演奏を披露しているほか、コンクールにエントリー。庄内町の響ホールで行われた県大会で優勝して全国・東北コンクール出場を決め、前哨戦となる昨年11月の東北コンクール(岩手県一関市)では特別賞を受けた。
風の会の伊藤裕介会長によると、全国コンクール出場は5年ぶり2回目。この日は伊藤会長、西村修後援会長、ジュニアチームの指導に当たっている菊池宏太朗さんらの引率でメンバー9人が訪問、応対した丸山市長を前に伊藤会長がこれまでの経過を報告した後、参加全メンバーが決意表明した。
このうちメンバーを引っ張る村上リーダー(17)=酒田西高3年=は「ジュニアとしては最後の大会となるので、悔いの残らないよう精いっぱいの演奏を披露したい。そのために残りの1カ月半、より一層努力したい」と。これに対して丸山市長は「緊張すると思うが、努力してきたことをいかんなく発揮してほしい。自信を持って堂々と演奏し、思い出に残る全国コンクールにして。地域を挙げて皆さんを応援する」と激励した。
全国コンクールは金沢市の金沢歌劇座で行われ、国内外の46チーム(国内44チーム、ブラジル・台湾各1チーム)がエントリー。雷神組は課題曲「旅立ち」、オリジナル曲「迅雷」の2曲を披露する。