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2023年(令和5年) 2月28日(火)付紙面より

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酒田市日向コミ振興会 全国表彰祝う

 農林水産省と公益財団法人・日本農業振興会が制定する「豊かなむらづくり全国表彰事業」の「農林水産祭むらづくり部門」で、農林水産大臣賞を受けた酒田市の日向コミュニティ振興会(小松幸雄会長)の祝賀会・記念講演会が25日、同市八幡タウンセンターで開かれ、小松会長は「今後も『むらづくり』のため精進していく」と語った。

「むらづくり」たたえる
支え合う地区これからも

 同表彰事業は、農山漁村における「むらづくり」の優良事例を表彰し、その業績の発表を通じて、地域の連帯感醸成・コミュニティー機能強化を図ることを目的に1979年から行われている。

 少子化に伴い2009年3月末で地元・日向小学校が閉校したことを受け、翌月に設立された日向コミ振は「このままでは地域が廃れてしまう」という危機感を抱き、まずは人が集う場所を確保するため旧小学校をコミュニティセンターに。ここを拠点に大運動会や秋祭りなどを実施し「顔の見える関係づくり」に取り組んだ。

 その上で国や県、市、市社会福祉協議会、東北公益文科大学、無印良品を展開する「良品計画」などと連携して現在、「日向ささえあい除雪ボランティア」に代表される「いろいろな世代がみんなで支え合える地区」に向けた取り組みを積極的に実施しており、これらの活動が評価され、天皇杯、内閣総理大臣賞、日本農林漁業振興会会長賞に次ぐ農林水産大臣賞を受けた。

 祝賀会は地元有志で組織する実行委員会(阿曽千一代表)の主催。小松会長は「『日向を何とかしなければ』という思いで、あるものを生かし、できることを繰り返してきた。これまで協力してくれた人たちに感謝。引き続き指導をお願いしたい」とあいさつした後、丸山至市長が「産学官民が一丸となり、さまざまな活動に取り組んできた成果で、日向地区のまとまりの良さの表れ。これらモデル事業が全市に影響を及ぼすことを期待したい」と祝辞。日向コミ振の工藤志保事務局長がスライドを用い、日向小閉校からコミ振立ち上げ、行政・企業との連携による活動などこれまでの歩みを紹介した。

 引き続き県庄内総合支庁が主催した記念講演会が行われ、弘前大大学院地域社会研究科の平井太郎教授が登壇した。

日向コミ振の全国表彰を祝い、あいさつを述べる小松会長
日向コミ振の全国表彰を祝い、あいさつを述べる小松会長



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