2023年(令和5年) 3月2日(木)付紙面より
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幼保連携型認定こども園城南幼保園(本田淳園長、園児114人)の園児が28日、鶴岡市の庄内藩校致道館で庄内論語の素読に挑戦した。
豊かな人間性を学ぶ庄内論語に触れようと、毎年行われている。この日は今春小学校に入学する年長児21人が参加。旧藩校致道館統括文化財保護指導員の富樫恒文さんの指導で、独特のリズム感がある庄内論語の読み方と意味を習った。
園児たちは「子曰(しのたまわ)く。故を温して而(しこう)して新を知る。以(もっ)て師為(た)るべし」=以前勉強したことを復習して新しいことを身に付けること、「子曰く。己が欲せざる所人に施すこと勿(なか)れ」=自分がしてほしくないことは他の人にもしてはいけない=と声を出して読み上げた。
富樫さんは「小学校に入学したら自分の好きな論語を見つけてほしい。将来、悩み事ができたときに思い出して少しでも解決の指針となればうれしい」と話していた。